晴耕雨読 in 神鍋高原

~ものづくり・工場改善の本の紹介を中心に~

経営の本棚(19) 島精機製作所 島正博 (カンブリア宮殿) 

2016年01月24日 | 経営の本棚

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第273回記事(2016年1月25日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 経営の本棚(19) 島精機製作所 島正博 (カンブリア宮殿)
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今回は、本棚というタイトルを付けていますがテレビ番組についての紹介です。

 1月21日にテレビ大阪で放映された、
 「カンブリア宮殿」(作家の村上龍さんが司会をされている経済番組(ですかね))の
 「ものづくりで世界のファッションに革命 ”エジソンを超えた男”」
を懐かしく見させてもらいました。出演されていたのは和歌山県和歌山市にあるニット編み機メーカの島精機製作所(売上480億、ニット編み機世界トップシェア)の島正博社長です。島精機製作所さんには、会社に入社直後の35年前に、何度も訪問しており、その当時から島社長の名前を知っており、技術的に素晴らしい会社というイメージを持っていました。

 島精機製作所さんは島社長が立ち上げられた会社で、ニット編み機ではいくつもの世界初を実現されています。その代表がホールガーメント(丸ごと衣料)で、一般のニット衣料品は身頃(前、後)と袖(右、左)を別々に編んで、最後に4つのパーツを縫い合わせてニット衣料品が出来ます。ホールガーメントは同時にこれらを編んで無縫製で仕上げるものです。その為、デザイン的には立体感のある衣料を簡単に作れ、使用者はわきの下の縫製部分が気にならず動きやすいというものです。この技術、素晴らしいですね。だから世界の名だたる有名ブランドのニット衣料の縫製に使われています。

 島社長の社長デスクは、開発部の中にあり、78才の現在も現役の開発者として開発をされています。まさに「日本の技術ここにあり。」です。

 ものづくり会社としては、世界をあっと驚かす技術で、戦いそして勝負していきたいものです。
そうでなくても、ニッチな市場でNo.1技術を持ちたいですね。
                                                  井上三右衛門

PS
「エジソンを超えた」という意味は、出願した発明考案件数がエジソンの発明の件数を超えたというこでした。

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