三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

スポーツ人の勲章

2008年10月29日 | 2008年
1日のお休み、失礼しました。

月曜日は小野清子さんの「旭日大受章」受章を祝う会が行なわれ
私も出席しました。
小野さんといえば、1964年の東京オリンピックの体操(団体)銅メダリスト。
1986年の参議院議員選挙に初当選し、3期務められました。

その間、環境政務次官や国家公安委員長、
参議院予算委員会委員長など要職に就かれています。
中曽根康弘元総理大臣が来賓として最初に挨拶されました。

今年の参院選で引退されましたが、
政界関係者、スポーツ関係者など600人もの出席者は
現役の政治家と間違えそうな盛況ぶりでした。

政治の世界は引退されたものの、
現在も様々な肩書きをお持ちです。
その一つが、totoの“胴元”日本スポーツ振興センターの理事長。

瀕死状態だった組織が、
小野さんが理事長になられてから黒字に転換し、
累積赤字も解消しました。

最高賞金3億円の「ビッグ」が人気を集めたことで、
一気に売上が上昇したのです。
小野さんをして「強運の人」と呼ぶ人もいるほどです。

オリンピックの体操選手だった小野さんが、
スポーツの世界から政治の世界に羽ばたくキッカケとなったのは、
日本オリンピック委員会(JOC)初の女性委員就任でした。

出身母体が、日本体操協会ではなく
日本スポーツ芸術協会(当時は理事長)だったことを、
当時は意外に思いました。

いずれにしても、小野さんはオリンピックメダリストでは初の国務大臣であり、
また、初の旭日大綬章受章者です。
スポーツの世界で活躍した人が、
こうして別の世界でも高く評価されることは、
スポーツ界にとっても非常に意味のあることです。

そんなことを考えていたら、
「フジヤマのトビウオ」こと水泳の古橋廣之進さんの
文化勲章受章のニュースが入ってきました。

スポーツ界から初の文化勲章です。
ようやく日本でもスポーツが文化として認知されたと、
私は解釈しています。

================================
 ◆◇◆スポーツ21・マーケティング研究会 第201回実戦ゼミ◆◇◆
    「バーチャルスポーツを体験する
        人気のゴルフシミュレーターにトライ!」(現地視察)    
  ◇ゲストスピーカー:横山雅也氏
            社団法人全日本ゴルフ練習場連盟専務理事
  ◇会場:カフェ&バー イーグル赤坂                 
  ◇日時:2008年11月13日(木)12:00~14:00
  ◇申込締切:11月10日(月)           
   ※この研究会は、企業・団体を対象にした会員制セミナーです。
    オブザーバーの参加も可能です。(参加費等はお問合せください。)
================================
株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー

コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 行列のできるドーナツ屋さん | トップ | 私のいない理事会 »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
スポーツ選手の価値 (みなしごハッチ)
2008-11-06 00:26:24
11月5日の日経朝刊のスポーツ欄に、かって私が精魂賭けて礎を築く努力をした組織に関わる記事が出てました。
「…日本ではそこまで選手の価値が認められてない。スポーツそのものの地位が低い」と書かれる現実に寂しい思いを隠せません。
遅々として変革を進められない組織の状況を知るにつけ、日本のスポーツ選手やスポーツ界の地位向上を阻むものが何なのか、益々確信しつつあります。
返信する
選手への敬意 (三ッ谷洋子)
2008-11-10 23:55:31
みなしごハッチさん
いつもコメントありがとうございます。
私もこの記事を読みました。
筆者の吉田さんは、「選手の価値、スポーツの価値を高めていくこともスポーツ界の大事な仕事になる」と書いていますね。ここでいう「スポーツ界」とは、具体的にはスポーツ団体と、それを取り巻くマスコミのことだと思います。

そして価値を高めることとは、「プレイヤーズ・ファースト」に徹することです。選手に敬意を持って事に当たる姿勢があるかどうか。いくら説明しても、理解されないもどかしさを感じています。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

2008年」カテゴリの最新記事