三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

長沼さんのお別れ会

2008年07月18日 | 2008年
赤坂見附のグランドプリンスホテル赤坂。
1,300平米の巨大なバンケットルームは、
満員電車のように混雑していました。

正午から、長沼さんのお別れ会が行なわれました。
「今のスポーツ界で、これだけの人が集まるのは
他にだれがいるでしょうね」
「お人柄ですよね」
献花に並ぶ人たちが、あちこちでこんな会話を交わしていました。

日本体育協会の森喜朗会長、
日本サッカー協会の岡野俊一郎名誉会長と、
お2人の弔辞は胸に染み入るものでした。

弔問客の中には、デットマール・クラマーさんの姿もありました。
日本サッカーを世界の舞台に引き上げてくれた恩人です。

「本当は、長沼が私の弔辞を書くことになっていたんだ。
こんなことになってしまって・・・・」と、
サッカー界に長くかかわってきたNさんは、
肩を落としていました。

長沼さんは、私が理事を務めている日本スポーツマンクラブの
副会長でもありました。

去年の暮、久しぶりで長沼さんにお会いした時
「三ッ谷さん、大変なことを引受けられましたね」と、
声をかけられました。

私が会報特別号の編集長をしていることについて
気にしていただいていることを知り、とても嬉しく思ったものです。

その特別号「スポーツマンism」は、
予定の2週間遅れで、水曜日に出来あがりました。
今日はそれを墓前にお届けすることができました。

長沼さんは平成10年のインタビュー欄に登場されています。
Jリーグが開幕して5シーズン目を終えた時です。

今、それを読み返しながら、
これは今のことを指摘されているのではないかと
ハッと思った部分がありましたので、ご紹介します。

「・・・ところが、そのひたむきさが持続できなくなって、
今日の状況(観客動員の退潮)が生まれた。
突っ放したことをいうようだが、
一部のお客さんに見限られたのは、やむを得ないこと、

プロというのは、高度な技術を持ち、
ひたむきさにおいてもアマ以上の存在でなくてはいけない。
もう一度ひたむきさを取り戻すことですね」

Jリーガーの皆さん、ひたむなサッカーをやっていますか?

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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
地域づくりアドバイザー

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