三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

人体解剖

2008年12月15日 | 2008年
スポーツを巡る日米の環境の違いはよく感じることですが、
昨日、たまたま聞いた話も、まさにそれでした。

JATAC(NPO法人ジャパン・アスレチック・トレーナーズ協会)という
団体があります。
私はある人から理事就任を依頼され、
断りきれずに今年から理事をしています。

アスレチック・トレーナー養成の一環として、
毎年、米国研修を実施しています。
今年から新たに人体解剖の実習が組み込まれました。

具体的にどんなものなのか、
怖いもの見たさ?(知りたさ?)で、
団長として行かれたM先生に様子を聞いてみました。

研修ツアーを受け入れてくれたのは
シアトルにあるバスティーユ大学というところです。

「で、先生、実際に解剖というのはどんな風にされるんですか」。
なぜか中学校の時のカエルの解剖が頭に浮かびました。

「日本とは、献体に対する考え方が全く違うんですよ。
献体は袋に入ってきます。私たちだけで8献体もありました。
日本ではせいぜい1献体で、解剖の様子を周りで見守るだけです」

ところがこの実習では、
「献体は30歳代から104歳の老人まで10歳刻みになっています。
勿論、男性も女性もいます」

性別や年齢で体の様子はかなり違うわけで、
それをズラリと揃えるというのは、凄いですね。

「遺体処理がきちんとされていて、臭いもしません。
体は綺麗に切り目が入れられていて、
内臓も取り除かれています。

各自、興味のある部分にメスを入れることができるんです。
どうですか、三ッ谷さんも次は参加しませんか」

絵や写真で見るのと、実物に接するのとでは大違いでしょう。
小学生の頃、私は昆虫を捉まえてメスで切り刻んでいましたが、
人体なんて、とんでも・・・。

それにしても、スポーツ科学への日米の取組の
これほど大きな違いはどこからくるのでしょうか。

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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー

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