天皇皇后両陛下が滞在されているカナダのオタワ。
私が初めてオタワを訪れたのは、
1976年のモントリオールオリンピック開幕直前のことでした。
西のバンクーバーから、東のニューファンドランド島セントジョンズまで
2歳の息子を連れ、カナダを列車で横断した際に立ち寄りました。
国会議事堂はヨーロッパの中世のお城のような、
立派なゴシック建築の建物でした。
特に強く印象に残っているのは、市内を流れるリドー運河の風景です。
両岸の斜面はよく手入れされた芝が敷き詰められ
市民がゆったりと日光浴をしたり、
ピクニックを楽しんだりしていました。
スーラの「グランド・ジャッド島の日曜日の午後」の雰囲気にそっくりでした。
運河でゆったりとカヌーを漕いで楽しむ人たちの姿に、
「豊かさ」とは何かを考えさせられました。
当時の日本は石油ショックを乗り越え、
高度経済成長を唯一の指標としていた頃。
豊かに暮すカナダの人々に囲まれながら
はるか東方の島国日本を思えば、
「いったい日本人は何のためにアクセク働いているのだろう」という
疑問が浮かぶばかりでした。
30年以上も前の体験を思い出させてくれた、
両陛下のニュースです。
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三ッ谷 洋子
株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
法政大学スポーツ健康学部教授
スポーツビジネスコンサルタント
スポーツビジネスプロデューサー
地域づくりアドバイザー
私が初めてオタワを訪れたのは、
1976年のモントリオールオリンピック開幕直前のことでした。
西のバンクーバーから、東のニューファンドランド島セントジョンズまで
2歳の息子を連れ、カナダを列車で横断した際に立ち寄りました。
国会議事堂はヨーロッパの中世のお城のような、
立派なゴシック建築の建物でした。
特に強く印象に残っているのは、市内を流れるリドー運河の風景です。
両岸の斜面はよく手入れされた芝が敷き詰められ
市民がゆったりと日光浴をしたり、
ピクニックを楽しんだりしていました。
スーラの「グランド・ジャッド島の日曜日の午後」の雰囲気にそっくりでした。
運河でゆったりとカヌーを漕いで楽しむ人たちの姿に、
「豊かさ」とは何かを考えさせられました。
当時の日本は石油ショックを乗り越え、
高度経済成長を唯一の指標としていた頃。
豊かに暮すカナダの人々に囲まれながら
はるか東方の島国日本を思えば、
「いったい日本人は何のためにアクセク働いているのだろう」という
疑問が浮かぶばかりでした。
30年以上も前の体験を思い出させてくれた、
両陛下のニュースです。
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三ッ谷 洋子
株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
法政大学スポーツ健康学部教授
スポーツビジネスコンサルタント
スポーツビジネスプロデューサー
地域づくりアドバイザー