三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

米国のマイナースポーツ

2009年12月29日 | 2009年
「アメリカのスポーツは
地域限定のマイナーなものばかり」

ニューヨークに住む英国人ジャーナリストの
コリン・ジョイスが著書「アメリカ社会入門」で、述べています。

アメリカン・フットボール、アイスホッケー、
バスケットボール、野球のことを、こう評しているのです。
そういわれれば、そうかも・・・。

メジャーにならない理由を
「アメリカの支配力の限界」としています。

では、世界のメジャースポーツとは何でしょうか。
ジョイスは「サッカー、ラグビー、クリケット」の3つを挙げています。
いずれも英国を起源としたスポーツです。

サッカーがメジャーであることはいうまでもありませんが、
米国人は概してサッカーにほとんど関心がないといいます。

「あれは女の子のスポーツ」「ラテンアメリカ系移民のもの」
「中高生向け」などといわれるのだそうです。

私は1994年のワールドカップ米国大会の時、
ロサンゼルスのホテルに泊まっていました。

本屋さんの若い男性店員に
「サッカーっていうスポーツは面白いの」と
聞かれたことを思い出します。

とはいえ、ワールドカップでの米国代表は
なかなか手強いですね。

ジョイスが書いています。
「僕が不愉快なのは、
彼らがこれだけサッカーのことを見下しているにもかかわらず、
その競技水準が驚くほど高いということだ。
ワールドカップの成績はたいしたものだし、
今後の成長の余地を考えれば、恐ろしくさえある」

目下の世界ランクは14位。
来年のワールドカップでは、
イングランド(9位)、アルジェリア(28位)、
スロベニア(33位)と共にグループCに入っています。

米国が実力どおりにグループCの2位となり
決勝トーナメントで勝ち上がってくると、
日本(注)はベスト4で顔を合わせることになります?!

(注:世界ランク43位。目標は「ベスト4」)

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 三ッ谷 洋子
 株式会社スポーツ21エンタープライズ代表取締役
 法政大学スポーツ健康学部教授
 スポーツビジネスコンサルタント
 スポーツビジネスプロデューサー
 地域づくりアドバイザー
 WSFジャパン(女性スポーツ財団日本支部代表

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