三ツ谷洋子のスポーツ21・ブログ

Jリーグ開幕前から理事として17年間かかわったスポーツビジネスコンサルタントの三ッ谷洋子が日々の話題を取り上げます。

今日は「チャレンジデー」

2009年05月27日 | 2009年
「チャレンジデー」は5月の最終水曜日、
つまり今日の午前0時から午後9時までの間に
スポーツや運動を15分間継続して行なった住民の参加率を競う
イベントです。

今年は北海道から沖縄まで、102の市町村と地域が参加し、
同規模の自治体同士が対戦する仕組みになっています。
このイベントを推進しているSSF(笹川スポーツ財団)から
私が「チャレンジデー大使」として視察に出かけたのが
浜松市の天竜区佐久間・水窪地区です。

朝の6時前に浜松市内のホテルを車で出発し、
天竜川沿いを1時間ほど北上したところに、
佐久間地区があります。(佐久間ダムで知られています。)

最初に訪問したチャレンジデー実施会場は佐久間小学校。
かつては700人もの在校生がいたそうですが、
今は少子化の影響もあって、全校生徒を合わせて50人ほど。
先生も一緒に15分ほど校庭でマラソンをしていました。

「チャレンジデー」は、何でもいいから、とに角、
15分間、体を動かしましょうという
気軽なスポーツイベントです。

水窪地域の保健福祉センターでは、
オムツの取れない幼児がお母さんと一緒に
タタミの部屋で走ったり、遊具で遊んだり。
一方、水窪体育館では、大勢のお年寄りが輪投げ大会に興じていました。

この地域の人口は7,925人。
対戦相手の鹿児島県屋久島旧屋久地区は、
千人ほど少ない6,926人。

先ほど、対戦結果をサイトの速報で確認したところ、
佐久間・水窪地区が74.2%に対し、
旧屋久地区は63.3%。

目標は「65%」と聞いていたので、
それを約10%上回る素晴らしい結果での勝利です。

このイベントの面白いところは、
負けた自治体は、勝った自治体の旗を自らの庁舎で1週間に渡って、
掲げなければならないという「罰」があることです。

もともとカナダが発祥のイベントで、
1983年から11年間行なわれ、
国民のスポーツ参加率が5%から35%に増えました。

スポーツのきっかけづくりのイベントとして
あなたの町でも来年、トライしてみてはいかがでしょう。
ちなみに佐久間・水窪地区の経費は58万円。
そのうちの80%(48万円)がSSFからの助成金です。

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株式会社スポーツ21エンタープライズ】 
  代表取締役 三ッ谷洋子
  スポーツビジネスコンサルタント
  スポーツビジネスプロデューサー
  地域づくりアドバイザー

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