夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

40years

2022-03-15 | Weblog
熊本でバンドをスタートして6月で40年目(多分)。

まさか60近くまでランブリングスを動かしてるとは思わなんだ。

だって普通は子供の遊びじゃん。

好きだからにしても長いよなぁ笑。

ロックン・ロールに麻薬性があるのは知ってたけど。

メジャー・デビューを夢見たこともなければ

有名になりたいとも思ったこともない。

音楽を商売にして食って行こうなんて気も更々なく。

それでも長く続けられる理由を質問されるんだけどさ。

周りからすると金にもならず評価もされずって事なんかな笑

答えるのが面倒ってのもあるんだが既に日常生活の1部だから。

バンドやりはじめたガキの頃は非日常を気取ってた時もあったけどよ。

それはそれで楽しい時間だったと記憶する。

それが今や日常になりましたって事だね。

ここまで来ると否が応でも爺は肉体的に衰えるのです笑。

何より創造力と反応速度が衰えたらプレイするのは厳しいよ。

これも日常で現実。

だから情熱が失せ井戸が枯れたら終わりだと思ってる。

今でもランブリングスを続けてる簡単な理由。

俺にはバンドでプレイすること以上の快感が見つからなかった。

音楽が持つエネルギーは何十年経っても圧倒的でイビツで美しくて。

それを全身にビシビシ感じてライヴするに勝るものなし。

要は音楽以外に見つけられなかったんだよ。

それだけの話。

さぁ爺ども、今夜もスタジオに集合だ。

形のないものを盗みに行こうぜ。
コメント (1)
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