夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

梅雨回想録

2012-06-22 | Weblog
大人しくて、いるかいないか判らないようなガキ。

それが俺だったらしい。

先日、実家に顔出しした時にお袋が懐かしそうに話していた。

幼稚園に迎えに行くと園児の集団の中にはいないで

必ず手洗い場の脇に座っているか手を洗っていたと訊いた。

海へ行っても砂浜で歩くのが大嫌いだったからね。

意外にも潔癖症みたいなガキだったんだな俺は。

人見知りというか集団生活に上手く溶け込めない

感覚みたいなもんは幼心に芽生えていたような気がする。

集団登校とか嫌で仕方なかったねぇ。

1人で色んなことを想像しながら登校するのが好きでさ。

まぁ、小中学生ともなればクラスメートと接する機会も増えて

多少なりとも友達付き合いが出来るようにはなったと思う。

特定の友人としか遊ばないといった感じだったけど。

基本的には1人で漫画を描いたり小説もどきや

詩を書いていたほうが好きだったのは間違いなかった。

麻雀は1人じゃ出来ないので4人で打ってたけどね(笑)。

(親父の影響で小学校高学年には麻雀を覚えてたもので。)

そんな俺がギターを触っているのは知ってはいたけど

曲を創り、ましてや人前で演奏するなんて事は

両親は夢にも思ってもいなかったようで最初にライヴを

観た時には信じられなかったが妙に感動したらしい(笑)。

しかも俺が人前で演奏したのは大学で熊本に行ってからだ。

その時に組んだバンドが今のランブリングスで

面子代われど最初のバンドを30年以上やってるって訳。

童貞を捧げた人とずっといるみたいなもん?違うか?

改めて振り返ると不思議なものでございます。

ただ人は何かのキッカケで劇的に変化する生き物って事だ。

人生折り返した五十路旅も何が起きるかわからない。

それなりに楽しみにしておくかな。

何か起きるのを待つのではなく何を起こせるかだけどさ。
コメント (4)
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