夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

若かりし頃を過ぎても

2010-02-10 | Weblog
確実に五十路へと歩を進めている俺はすっかり

世の同世代男性と変わらない立派なオッサンになった。

50代は初老って言われるらしいね。(美しい響きだ!)

最近じゃ若い頃をご存知の方々から丸くなったとか

落ち着いたとかありきたりの言葉を頂戴しております。

俺と同じようにランブリングスも歳をとる訳ですが

円熟なんて域は一番疎遠な危険地域だと思うね。

いつもどこか歪にエッジが立っているのが理想だな。

駆け出しの頃、UZUや曼荼羅で演ってた俺達は

ロックン・ロールを追い掛けてるただの音楽チンピラだもん。

「枯れるのはまだまだ早いんじゃないの?」

うん、そうだね(笑)。



さて、そんな丸くなった私ですが本日某病院駐車場にて

パトロール中の警察に職務質問を受けて久々激怒。

親父の車に汚ねぇ作業服の俺が似合わなかったのか

トランクを開けて見せろだのボックス開けろだのと

うるさい事この上ないしヘアーワックスを手に取り

「コレは何ですか?」と訊きやがるから

髪に塗ると気持ち良いんだと答えてやった。

真顔で2人匂いを嗅ぎっこしてやがったよ。

トランク内のギターやGIGバックもチェック。

エフェクトを爆弾のスイッチみたいだろうと言ったら

これまたしつこく手に取りいじくり出したから

アンタらにトレモロがわかるわけねぇだろ!と一喝。

最後に運転席ドアラックから棒状(写真)の物を発見。

凶器ではないかと疑い出したから面倒くさい。

(ドイツ製のその棒は緊急時に窓を割る物だと思われる。)

軽犯罪法に引っかかる可能性もあるときたもんだ。

場がおさまりそうにないから親父に電話して説明させる。

すると親父は警察官に何を勘違いしたのか

それは俺が作った彫刻作品だと話したらしく話は迷走。

おかげで40分間くだらねぇ時間をとらされたよ。

野球のバットがトランク内にあった場合でも

軽犯罪法に引っかかる可能性があるんだと

能書きたれてるから「アナタ方は馬鹿ですか?」と逆に職質。

スゲェ人相の悪い奴が草野球大好きで休憩時間に

素振りの練習してたらどうすんだと言うと

「試合以外では車に載せておかない方が良いです。」だと。

じゃあ何でも凶器じゃねぇかバカタレが。

アナタ方が捕まえる相手はもっと他にいるだろうよ。

とまぁ、私まだ完全には丸くなれないようであります。

あ~疲れた。
コメント (4)
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