夕刊/金田ヒサ

THE RAMBLINGSのフロントマンが贈る漂流記

頭の中

2010-02-02 | Weblog
休憩時間にブルータスの吉本隆明特集を読む。

数ある疑問のテーマに彼の過去の文集から抜粋した

言葉で質疑応答の形をとるといった構成になっている。

学生時代、吉本隆明の本を古本屋で購入するも難解で放置。

難しくて重たいイメージだけが残っていたのだけれど

最近インタビュー集や対談集を読むと凄いんだよね。

目からウロコどころか心がスコンとぬける感じ。

知識や常識のねじ伏せ方に胸のすく思いがした。

何事もいちいちこんな事を考えなきゃいかんかねと

突っ込みたくもなるが、やはり尋常ではありません。

彼の頭の中には全く違う回路があるのだと思いますね。

しかし俺みたいなボンクラでも理解出来る事もある。

吉本隆明の「価値」に対する回答は道標になりうる。

俺は面倒くさがり屋だから日々物事を直視せず

放り投げたり知らんふりをして過ごしている。

でも湧き出てくる疑問には飾らず反応したいし

だからこそ自問自答を繰り返していくべきなのだと思う。

俺は「感じる」事を最優先させてきた野郎で

どちらかと言えば「考える」事には無頓着だ。

そりゃあ逃げる為や闘う為に考えざる得ない事もある。

そんな時に吉本隆明の思想は「なぁ~んだ」と

気付かせてくれる事があったりする訳です。

ま、そんな話しです。

さ、仕事だ。
コメント
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