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映画「ワンドゥギ」何も無くても、明日何か見つければいい

2013-05-31 19:09:31 | 韓国映画・アジア映画
映画「ワンドゥギ」★★★★wowowにて
キム・ユンソク、ユ・アイン
パク・スヨン、イ・ジャスミン
キム・サンホ、キム・ヨンジェ 出演

イ・ハン監督、
108分、2012年4月28日より全国公開
2011,韓国,CJ Entertainment Japan
(原題/原作:THE LAST STAND)





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「ベストセラー小説を映画化し、
韓国で530万人を動員した大ヒット作。
荒くれ教師と、
夢も希望もない高校生ワンドゥクの
不器用な交流を描いた人間ドラマだ。」



ここまで韓国映画の上映が少なくなると
最近の韓国でのヒット作の動向も分からない

主演を張れるような有名俳優じゃなく
小粒な秀作が見たいものだと
思っていたところにwowowが
最近のヒット作を
まとめていくつか放送してくれたので
録画してさっそく見た。


ソウルの衷心から少し離れただけで
ビルは無くなり
路地を挟んで低層階の住宅が
ギッシリ建っている、
そんな一角のビルの屋上に
後から建て増しされたような小さな家
そこが主人公が父と伯父さんと暮らす家。


高校生のワンドゥギ(ユ・アイン)の願いは
ことごとく干渉してくる
近所に住む担任トンジュがいなくなること。
せっせと教会に通って
案外真面目にそんなことを祈ってる。
バカだなぁと思うけど
高校生の頃って
大人びた事を考えつつも
どこか間が抜けて子供っぽい所もあるから
その間抜けさが憎めない。



現在父は定職を持たず、
市場でバッタモンを売って
日銭を稼ぐような毎日、
知恵遅れの伯父さんは
心優しい父親が面倒を見てるが他人だ。


勉強は出来ないが
無気力って言うわけでもなく
何か自分のしたい事を求めつつも
そうしたら良いかも分からないような
焦りと怒りと
絶望に近い様なものを抱えながら
その行き場を見つけられない。



明るい未来を描ける環境というのが
子供には理想だ、
でもそう簡単では無い、
主人公は別れた母親がフィリピン人だと知り
父親に隠れてこっそり会ったり、
相変わらず担任に怒られたり
そんな日常を繰り返しつつ
キックボクシングにのめり込む。


何かを強烈に描く様な映画じゃない、
でも細かいエピソードのいくつかは
確かに高校の頃には感じた
砂を掴むような
漠然とした不安を良く伝えている



何か決定的な転機があって
そしてこれからはハッピーに・・・、
なんて甘い映画じゃないけど
なんか力が湧いてくるような
良い映画に出会った。



★100点満点で80点


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