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映画「カルテット!人生のオペラハウス 」名優の初監督作品は手堅い出来。

2013-05-27 19:09:20 | ミニシアター系映画
映画「カルテット!人生のオペラハウス 」★★★★
マギー・スミス、トム・コートネイ
ビリー・コノリー、ポーリーン・コリンズ
マイケル・ガンボン、ギネス・ジョーンズ出演

ダスティン・ホフマン監督、
99分、2013年4月19日より全国公開
2012,イギリス,ギャガ
(原題/原作:QUARTET)





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「ダスティン・ホフマン初監督作、
来日してTVでも見かけたが
本人の脂っこい演技とは打って変わって
音楽家達の老人ホームを舞台に
喜びや悲しみなどを
声高に言うのではなく
サラリと上質な映画が出来上がった」



引退した音楽家たちのためのホーム、
ビーチャム・ハウスでは、
ホームの存続をかけたコンサートの
準備に追われていた。
とはいえ、お城の様な立派な建物に
優雅な庭、音楽に囲まれた環境、
財政難がどこから来てるのか
今ひとつ不明だった。

かつてのプリマドンナジーンが
「私は一文無しになっちゃった」
というのを聞いて、
慈善的な施設だったのかも、
存続の危機と言いながら
彼らは皆、優雅に過ごしているので
その意味の切迫感は無かった。



ただ理由はどうであれ、
コンサートが無事に成功するかどうか
そのクライマックスに向けて
年をとったとはいえ
過去に色々あり、
そして過去の栄光が
現在の自分を許せないという
なんとなく気持ちは想像できる状況など、
テンポよく進んで行くので
まだるっこしさがなくて
99分はあっという間。



年をとっていけば、
これまで簡単に出来た事が
難しくなり、それを自覚することを
受け入れながら、何とかやっていくしかない、
心では分かっていても
実際に自分に降りかかってきたら
どんなふうに受け止めて
受け入れていくのだろう。

何か才能があるって
素晴らしく、そして羨ましいことだ、

この映画のラストは
この時点でのハッピーエンドだけど、
終わりはそれ程遠い未来じゃない、
自分がどう生きたか、
そんなことを納得出来るのだろうか、
高らかな歌い声と
4人のカルテットが心に響く。


★100点満点で80点


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