(つづき)
「キリン」「鶴」「熊」「馬」「猫」「鹿」「鳥」「魚」「犬」「なまず」「亀」「鼠」「牛」「猪」「蟹」「ライオン」「鮟鱇」「千鳥」「猿」「ハブ」「海老」「かわせみ」「アマガエル」「怪獣」「鷺」「チキン」「ひばり」「鵜」「蛭」「虫」「ペンギン」「アザラシ」「アシカ」「ひよ子」「鴨」「鰐」「ハリセンボン」「イクラ」「龍」「鷹」「鬼」「鶯」「羽」「河童」「カラス」「蜷」「ゾウ」「ノミ」「サイ」「貝」「イカ」「さざえ」「蛍」に引き続き、福岡市博多区の「ダチョウ」。
もともとは、博多駅(かつては天神)と志免町の桜丘(桜ケ丘、桜ヶ丘)地区を結ぶ「38番」が数多く停車するバス停だったが、地下鉄空港線「東比恵駅」の開業により、ひとつ北側の空港通りを通る「39番」へのシフトがさらに強まり、現在このバス停を含む東比恵交差点~空港口交差点間(バス停としては「東光小学校前」「榎田町」「八郎町」、3つまとめて“榎田町倶楽部”と呼ぶことにする)を通るバスは平日に一日一本だけである。
ただ、博多駅~空港周辺の道路が整備されたのは私が生まれる(1973年)前後以降のことであり、また、「38番」の郊外側の終着地であった桜丘の開発が始まったのが1970年頃、桜丘に営業所ができたのは1976年頃だということを考えると、榎田町倶楽部にバスがたくさん走っていた「黄金時代」というのは、せいぜい20年くらいであり、実はそんなに長くないと言えるのかもしれない(何をもって「長い」のか?という問題もありますが)。
現在の運行時間帯は、一日一本ながらも、博多駅で乗り換えてこの地区に通勤されている方に合わせているようであり(朝が博多駅から、夕方が博多駅行き)、今後もし「38番」がなくなったとしても、例えば「16番」の一部が「榎田町経由大井町行き」になるなど(←あくまで“例えば”です)、カタチを変えて存続していく可能性もないことはないのかもしれない。
博多駅周辺には、榎田町倶楽部と同様、一日一本しか通らない「合同庁舎」もあり、路線図上では路線網が細かいように見えても、「本数」を考慮すれば実は結構「粗い」という見方もできる。
さらに、先日廃止となった「堅粕」や「東光寺」「沖学園前」、さらにその前に廃止となった堅粕一丁目交差点~妙見交差点間、もう少し前に廃止となった東比恵交差点~瑞穂交差点間、扇町車庫の少し北の小林町…などを考えると、「粗さ」は高まっており、「選択と集中」が進んでいるといえそうだ。
北九州市の小倉駅南東部におけるバス“空白地帯”について以前書いたことがあるが、福岡市の都心部とて根底は同じなのかもしれない。
(つづく)
「キリン」「鶴」「熊」「馬」「猫」「鹿」「鳥」「魚」「犬」「なまず」「亀」「鼠」「牛」「猪」「蟹」「ライオン」「鮟鱇」「千鳥」「猿」「ハブ」「海老」「かわせみ」「アマガエル」「怪獣」「鷺」「チキン」「ひばり」「鵜」「蛭」「虫」「ペンギン」「アザラシ」「アシカ」「ひよ子」「鴨」「鰐」「ハリセンボン」「イクラ」「龍」「鷹」「鬼」「鶯」「羽」「河童」「カラス」「蜷」「ゾウ」「ノミ」「サイ」「貝」「イカ」「さざえ」「蛍」に引き続き、福岡市博多区の「ダチョウ」。
もともとは、博多駅(かつては天神)と志免町の桜丘(桜ケ丘、桜ヶ丘)地区を結ぶ「38番」が数多く停車するバス停だったが、地下鉄空港線「東比恵駅」の開業により、ひとつ北側の空港通りを通る「39番」へのシフトがさらに強まり、現在このバス停を含む東比恵交差点~空港口交差点間(バス停としては「東光小学校前」「榎田町」「八郎町」、3つまとめて“榎田町倶楽部”と呼ぶことにする)を通るバスは平日に一日一本だけである。
ただ、博多駅~空港周辺の道路が整備されたのは私が生まれる(1973年)前後以降のことであり、また、「38番」の郊外側の終着地であった桜丘の開発が始まったのが1970年頃、桜丘に営業所ができたのは1976年頃だということを考えると、榎田町倶楽部にバスがたくさん走っていた「黄金時代」というのは、せいぜい20年くらいであり、実はそんなに長くないと言えるのかもしれない(何をもって「長い」のか?という問題もありますが)。
現在の運行時間帯は、一日一本ながらも、博多駅で乗り換えてこの地区に通勤されている方に合わせているようであり(朝が博多駅から、夕方が博多駅行き)、今後もし「38番」がなくなったとしても、例えば「16番」の一部が「榎田町経由大井町行き」になるなど(←あくまで“例えば”です)、カタチを変えて存続していく可能性もないことはないのかもしれない。
博多駅周辺には、榎田町倶楽部と同様、一日一本しか通らない「合同庁舎」もあり、路線図上では路線網が細かいように見えても、「本数」を考慮すれば実は結構「粗い」という見方もできる。
さらに、先日廃止となった「堅粕」や「東光寺」「沖学園前」、さらにその前に廃止となった堅粕一丁目交差点~妙見交差点間、もう少し前に廃止となった東比恵交差点~瑞穂交差点間、扇町車庫の少し北の小林町…などを考えると、「粗さ」は高まっており、「選択と集中」が進んでいるといえそうだ。
北九州市の小倉駅南東部におけるバス“空白地帯”について以前書いたことがあるが、福岡市の都心部とて根底は同じなのかもしれない。
(つづく)