<読書メモ 2015年6月 ②>
カッコ内は、2021年現在の補足コメントです。
『妖怪アパートの幽雅な日常』香月日輪
分類としてはラノベらしいのだけど、とても面白かった。
2歳のこどもを虐待死させた母親が
死んだあとも執着している様は考えさせられる。
クラスメイトの転落も、
すべてを救うことはできないというのは真理で、
考えさせられた。
いい本だと思う。
ラノベに偏見持ってましたすみません。
(ラノベというか児童文学のジャンルなのかな?
余談ですが、読んだ当時
それ系は何かと「親が死ぬ(不在)」から物語が始まるよね…、
私もう中年だから切ないよ…と勝手にしょんぼりしました。
いや、まあ、成長譚だからね)
『押入れのちよ』荻原浩
9つのホラー短編集。
表題作「押入れのちよ」は良かった。
これもジェントル・ゴースト・ストーリーというらしい。
ちよがとぼけてて可愛くて悲しい。
あと最後の「しんちゃんの自転車」もよかった。
とはいえ、他はちょっとイマイチだったなあ。
介護の鬼のじいさんの「無念ははらすぞ」とか、
お前にそれいう権利ないわーと思ってしまって
なんというか、ストーリー以前の価値観や設定で
共感できないことが多いのよこの作者。
『さよならバースデイ』のボノボに言葉教えるというのも、
設定そのものがソリャナイヨ(心情的にも社会的にも物理的にも)
というものだったしなあ。
カッコ内は、2021年現在の補足コメントです。
『妖怪アパートの幽雅な日常』香月日輪
分類としてはラノベらしいのだけど、とても面白かった。
2歳のこどもを虐待死させた母親が
死んだあとも執着している様は考えさせられる。
クラスメイトの転落も、
すべてを救うことはできないというのは真理で、
考えさせられた。
いい本だと思う。
ラノベに偏見持ってましたすみません。
(ラノベというか児童文学のジャンルなのかな?
余談ですが、読んだ当時
それ系は何かと「親が死ぬ(不在)」から物語が始まるよね…、
私もう中年だから切ないよ…と勝手にしょんぼりしました。
いや、まあ、成長譚だからね)
『押入れのちよ』荻原浩
9つのホラー短編集。
表題作「押入れのちよ」は良かった。
これもジェントル・ゴースト・ストーリーというらしい。
ちよがとぼけてて可愛くて悲しい。
あと最後の「しんちゃんの自転車」もよかった。
とはいえ、他はちょっとイマイチだったなあ。
介護の鬼のじいさんの「無念ははらすぞ」とか、
お前にそれいう権利ないわーと思ってしまって
なんというか、ストーリー以前の価値観や設定で
共感できないことが多いのよこの作者。
『さよならバースデイ』のボノボに言葉教えるというのも、
設定そのものがソリャナイヨ(心情的にも社会的にも物理的にも)
というものだったしなあ。