思惟石

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【読書メモ】2015年3月 ③ 『Twelve Y. O.』+1

2021-04-22 12:39:08 | 【読書メモ】2015年
<読書メモ 2015年3月 ③>
カッコ内は、2021年現在の補足コメントです。


『Twelve Y. O.』福井晴敏
「亡国のイージス」面白かったなあ。と思ったら読書メモにない。
いつ読んだのだろうか…。
こちらは江戸川乱歩賞を獲ったデビュー作。
この作者は一環して、自衛隊を通じて日本のあり方を問う人なんだなあ。
あと映画好きの爆発好きな人なんだなあ。
デビュー作とは思えぬ筆致でびっくりした。
リサちゃんかわいい。

(第43回江戸川乱歩賞では『川の深さは』という作品で
 大沢在昌に絶賛されつつも受賞を逃し、
 次作である『Twelve Y. O.』で見事に第44回江戸川乱歩賞を受賞。
 という、背景もドラマチックなデビュー作。

 ちなみに解説は大沢在昌で、本編を上回りかねない熱量です笑
 
 落選作『川の深さは』(後に刊行された)と敢えて同じ世界線で
 書かれており(気概がすごい)、
 代表作『亡国のイージス』にも繋がっています。

 『Twelve Y. O.』の主人公というか狂言回し的なポジションで
 私的に福井作品で一番お気に入りのヘリおじさんは、
 『亡国のイージス』にもちょっとだけ出ています。
 運転できてんじゃん!やったねおじさん!!)


『マティーニに懺悔を』今野敏
武道家であり茶道の師範である男性が、バーで
牧師と美人とバーテンと飲んでる話し。
エンタメですね。ドラマとかにすると良いのでは。
面白くてサラッと読めたけど、ヒロインがちょっとなあ。
「いい女」と書かれるだけで、
他に言うことないのかって思えてしまうよね。残念。
コメント
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