思惟石

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【読書メモ】2015年2月 ③ 日常の謎系ミステリ

2021-04-16 15:40:25 | 【読書メモ】2015年
<読書メモ 2015年2月 ③>
カッコ内は、2021年現在の補足コメントです。


『和菓子のアン』坂木司
ちょっと太めの女の子が主人公。
一人称、表現が軽いかな?と思うけど
主人公の愛され女子っぽさを思うと、いいんじゃないかと。
和菓子のうんちくは読んでいてい楽しいし、
和菓子の由来を知ると季節の生菓子を食べたくなる。
最終的に食べたくなったのは熱々スフレだけど。
「焼きたてのスフレを前にしたら、すべては後回しです!」
と言う喫茶店の店員さん超かわいい。
「30秒!」って。

(読書メモに和菓子の感想しか書いてませんが笑
 デパ地下の和菓子屋さんが舞台の「日常の謎系」ミステリ連作です。
 シリーズ続編で『アンと青春』『アンと愛情』が刊行されてます)


『手焼き煎餅の密室』谷原秋桜子
一人称の心理表現が賑やかである。
「そうだったのか…!」と、しょっちゅうひらめいているみたいな。
そんなに驚くほどのひらめきではない。
あと短編を繋ぐ軸が犯人一家でいいのだろうか。
それで大丈夫?

(<美波の事件簿>シリーズとやらの前日譚らしいです。
 本編では高校生だという主人公の美波ちゃん、
 今作では中学生。
 だから心理描写が賑やかなのか、そういう性格なのか、謎ですが。
 こちらも「日常の謎系」ミステリ短編連作集。
 アンよりもライト。
 あと、煎餅の他にオヤツは出ません)


『ほおずき地獄』近藤史恵
<猿若町捕物帳>シリーズの第二弾らしい。
シリーズ初読。
なんかふわふわした時代物だなと思った。
現実味が無いというか。
まあいいのだけど。
コメント
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