思惟石

懈怠石のパスワード忘れたので改めて開設しました。

【読書メモ】2015年2月 ②

2021-04-15 16:20:14 | 【読書メモ】2015年
<読書メモ 2015年2月 ②>
カッコ内は、2021年現在の補足コメントです。


『御手洗潔の挨拶』島田荘司
久しぶりに読んだら面白かった。
御手洗先生おもしろい。
以前読んだときはうっとうしい人だなと思ったのだけど。
『異邦の騎士』を読んで石岡くんに同情しはじめたからだろうか。

(なんとなく御手洗潔の性格が愛らしく感じ始めました。
 あまり冒頭から登場すると「うるさいな」と思いますが笑)


『石の猿』ジェフリー・ディーヴァー
リー・カンメイって名前が記憶にあった気がしたのだけど。
他の作品に出てなかったっけ…。

(カンメイという中国名の登場人物で印象的な人、
 アメリカ系小説で読んだ気がするんですが…。
 検索しても『キングダム』の人しか出ませんね笑
 『石の猿』は<リンカーン・ライム>シリーズ4作目。
 中国からアメリカへの密入国がテーマ。
 ディーヴァーらしい「どんでん返し祭り」で、楽しいです)


『推理小説』秦健日子(たけひこ)
ドラマ「アンフェア」の原作らしい。観てないけど。なんで映像化までこぎつけたか謎な小説だけど、まあ、作者が脚本家だからでしょう。主人公の雪平刑事の魅力がわからない。相棒の安藤くんも何のためにいるのかわからない。ついでに作中作わかりにくい。わからなくてもどうでもいいという気持ちにもなる。解説に「ジャンル名をタイトルにしている作品は難しい」とあって、完全同意である。「恋愛小説」(椰月美智子)というのも存在していてなかなか厳しい出来らしい。わかるよ、これもそうだもの。残念。あ、でも横溝正史の「探偵小説」はどうなのかな。これだけは気になるから読もう。

(我ながら、よくまあこんなに怒涛の感想を綴ったものだと思う。
 6年前の自分に落ち着けと伝えたい)
コメント
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