思惟石

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【読書メモ】2011年4月 ①

2019-08-26 10:34:10 | 【読書メモ】2011年
<読書メモ 2011年4月 ①>
カッコ内は、2019年現在の補足コメントです。


『長安牡丹花異聞』森福 都
『琥珀枕』の方が良かった。
とはいえ良い短編集だと思う。

(この作者の初期短編集です。連作ではありませんが
 どれも古代中国を舞台とした奇譚ぽいお話し。
 表題作の『長安牡丹花異聞』が第3回松本清張賞受賞(1996)作品)


『石川くん』枡野浩一
すごく面白い。
石川啄木サイテーと思いつつ、石川くんのことが大好きになった。
でも枡野さんの愛にはかなわないからいいや。

(もともとは「ほぼ日」で連載されていました。
 現代歌人・枡野浩一による石川啄木ラブエッセーです。
 石川啄木のろくでなしエピソードも満載。
 知らなかった~。
 お前ね、何が「はたらけど/はたらけど猶わが生活(くらし)
 楽にならざり/ぢつと手を見る」だよ!働けよ!!
 と怒鳴りたくなること必至です。
 最高におもしろいです)


『僕たちは歩かない』古川 日出男
(メモなし。
 雪の夜の、東京のひずみの、ちょっと不思議なお話し。
 と、よそのサイトであらすじを見ましたが、
 まったくもって記憶にない。
 合わなかったのかな…。
 良くも悪くも、めちゃくちゃ薄い本らしいので
 機会があったら読み直してみようかな)


『所轄刑事・麻生龍太郎』柴田よしき
(メモなし。
 よくわかりませんが、シリーズもののようです。
 所轄刑事から本庁勤務になって私立探偵やって
 この作者の他シリーズにも出てくるのだとか。
 そんな、「ひと通り読むだろ?」前提の設定されても困る…。
 こちらは短編5話の構成。
 申し訳ないけど本庁まで追いかける気にはならなかった)


『エハイク』吉田戦車
挿絵で解説してる句が多いのはずるいと思うけど、
そういうのがエハイクということで。

(『石川くん』と同じく、ほぼ日での連載の、単行本化です。
 ほぼ日コンテンツ、すごいな…。
 と言いつつ私は出版物しか読んでおらず、
 本家サイトはほぼ見てないんですが。
 エハイク、イラスト抜きでも「春手錠」「怒涙祖父(どるいそふ)」とか
 ワーディングというか、言葉選びというか、ちょっと頭おかしい。
 (ほめてます))
コメント
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