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思惟石

懈怠石のパスワード忘れたので改めて開設しました。

【読書メモ】2013年7月 ② 御手洗シリーズ第1作!

2020-08-03 10:46:08 | 【読書メモ】2013年
<読書メモ 2013年7月②>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。


『占星術殺人事件』島田荘司
表紙の絵がラノベSFぽかったので持ち歩くのが恥ずかしかった…。
途中で「金◯一少年が盗用したトリックの元ネタってこれか!」
ということを思い出してしまい、とっても残念。
こうやって読み比べると、確かに金田◯少年は改悪だったなあと思う。
これがデビュー作とのことで、御手洗のキャラはたってて良かった。

(『星籠(せいろ)の海』を読んだ際にも
 “占星術ネタバレ案件”を思い出して
 少年、許すまじ!と怒ってましたけどね笑

 著者のデビュー作であり、且つ、<御手洗シリーズ>の第1作。
 その割に、ものすごい完成度。
 超名作!

 あと御手洗の奇行も際立っていて(シリーズ化するとは
 思ってなかったらしい)最高です。
 これくらいぶっ飛んだ言動した挙句、登場して即推理終了!
 みたいなのが御手洗らしくて良いと思います!
 小説としてなかなか成立しにくいですが!

 電車で読むのが恥ずかしいと愚痴っていた表紙は
 講談社文庫版ですね。
 改訂のたびに同じモチーフの、占い師っぽいおねえさんの表紙。
 初版が1981年だし、時代を感じるし、ぐるっと一周回って良い気がしてきた。
 生頼範義っぽい感じもあるし。ないか?
 まあ、なんど再読しようが、やっぱりカバーかけるけど笑)

【読書メモ】2013年7月 ①『ハサミ男』

2020-07-31 14:24:46 | 【読書メモ】2013年
<読書メモ 2013年7月①>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。


『ハサミ男』殊能将之
とてもよくできてたし、面白かった!
が、この性格の主人公(?)は自分のことを
「でぶ」と認識はしないんじゃないかな。どうかな。
と、文句を言ってみたが、とても面白かった!

(殊能将之氏のデビュー作にして代表作ですね。
 本格ミステリとして、ものすごくよくできてます。
 一気読み必須!おもしろい!!
 なんで『黒い仏』まで突き抜けちゃったんでしょうね笑
 あれはあれで良いと思いますが。

 『ハサミ男』は初めて読んだときにびっくりしたなあ。
 久しぶりに再読したくなった。
 めちゃくちゃ忘れっぽい脳みそなので、
 良い感じにディテールを忘れている頃合い!

 第13回メフィスト賞受賞作品(1999)
 いわゆる「セカイ系」は苦手ですが、
 メフィスト賞はちょこちょこ面白い人を発掘してすごいなあ〜と。)

【読書メモ】2013年6月③ ジロリアン3冊

2020-07-21 17:00:30 | 【読書メモ】2013年
<読書メモ 2013年6月③>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。
どうでもいいですが、ラーメンで言うとジロリアンよりも
中本派です。
北極で汗かきたい!!
ラーメン屋さんって、この世情だと行きづらいですよね…。
(セブン&アイのカップラーメンを買いだめしました)

『王妃の館』浅田次郎
華麗なるフランス王朝の話しかと思ったら
日本からのパック旅行の話しででもやっぱりルイ14世も出てきて。
ふたつの時代のストーリーを交錯させるのは浅田次郎方式だけど、
文体はめちゃくちゃ軽くて登場人物もポップで読みやすい。
相変わらず笑わせるし泣かせる。
ニューハーフと警官がくっついたのは意外だなあ。

(ユーモア系の長編作品です。
 ありえない設定だと思いつつ、ぐいぐい読んじゃうんですよね。
 うまいわあ)


『シェエラザード』浅田次郎
相変わらずタイトルと内容の連想がしにくい人だと思う。
メインテーマが「沈没船の引き揚げ」かと思いきや、
そこにまつわる深い話しで。
金塊の引き揚げまで描かないところがお上手だと思う。

(こちらは男の矜持!と、終戦直前の悲劇&謎!
 シリアスにぐいぐい読ませる長編。
 うまいわあ)


『プリズンホテル冬』浅田次郎
4から逆戻りしての3だが、
まだ母親とケンカしていたのか…という印象。
いや、おもしろかったけど。

(プリズンホテルは「夏」が「1」です。
 全4冊、夏秋冬春の順番ね。
 って分かってるはずなのに、
 なぜか「夏(1)」を読んだ後に「春(4)」を読みました。
 私の脳みそ、どうなってんでしょうね…)

【読書メモ】2013年6月② ミステリ2冊

2020-07-13 11:02:52 | 【読書メモ】2013年
<読書メモ 2013年6月②>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。


『ラグナ・ヒート』ジェファーソン・パーカー
処女作らしいけど、すごいおもしろい。
しかし登場人物が多すぎて名前をまったく覚えられなかった。
主人公がハードボイルドの割に若くて意外。32歳。

(山本光伸:訳。
 アメリカの現代ミステリ作家では有名な著者のデビュー作だそうです。
 1985年刊行。
 幼い頃に母親を殺害され、LAではトラウマ級のトラブルを起こし
 ついでに離婚もして故郷に戻ってきた主人公トム・シェパード。
 なんだかハリー・ボッシュに似ている匂いがするな。
 シェパードの方が先行しているみたいですが。
 
 凄惨な事件から始まり、謎が謎を呼びつつ
 過去の事件も明らかになり。
 一気読みできる一冊です)


『象は忘れない』アガサ・クリスティ
クリスティってやっぱすごいなあ。
これは晩年の作品らしい。
イギリスでは21時過ぎに普通にお茶に寄ったりするんだなあ
とどうでもいいところで感心した。

(ポアロシリーズの最後の作品。
 過去の心中事件の真相を探ってほしいという依頼を受け、
 英語の「An elephant never forgets(象は恨みを忘れない
 +そして報復する)」ということわざを引用して
 「象のように」記憶の良い人を探す。
 いるんかい、そんな人)

【読書メモ】2013年6月① 好きな作家2冊

2020-07-10 19:12:58 | 【読書メモ】2013年
昨夜zoom飲み会をしたところ深酒しすぎて
金曜だというのに仕事に支障きたしまくりました。
リモート飲みって際限なく飲んでしまうの、
なんなんだろう。
まあ、帰路の心配しなくていいのはありがたいし
誰かとおしゃべりしてお酒飲むのは楽しいからな。
しょうがない!
もう夕方なのに、まだ二日酔いが抜けないけど!


<読書メモ 2013年6月①>
カッコ内は、2020年現在の補足コメントです。

『ああ言えばこう行く』阿川佐和子/檀ふみ
ああ言えばの第二弾。
相変わらず面白かった。
お互いのくさし方が気持ちいい。
うらやましくなる。
あと檀ふみは色っぽい。

『ああ言えばこう食う』の第2弾エッセイですね。
 仲が良くてうらやましいです)


『僕の明日を照らして』瀬尾まいこ
歯科医の継父の職場に遊びにいって
「医師免許持ってる?」とさりげなく聞かれるのとか良かった。
さりげなーい会話が、気が利いてる。

(中学2年で母が再婚した隼太くんの物語。
 DVがテーマということで、基本的に私の好まないところ。
 とはいえ瀬尾さんの描く日常や家族の会話、好きなんですよねえ。
 瀬尾まいこ作品は全部読もうと思っているので読んだし、
 悪くはないと思うけれど、
 手放しでは肯定できないところもある。複雑)