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~子どもたちの心と、地域を元気に!~ 阪南市議会議員・浅井妙子の活動日記

NPO法人理事長から、市議会議員に!フツーの市民が感じる「?」や「❕」や「・・・」を、いっしょに考えていきます!

20/9/25(金)「フリー☆あーと☆ファミリー」で

2020年09月25日 | 教育
「フリー☆あーと☆ファミリー」は、
学校に行けない、または行きにくい子どもたちに、
「今、おとなができること」として居場所を提供しています。
「アート」を通じて「自尊感情」を育んでいきたい、という主催者の思いに賛同し、
微力ながらお手伝いしています。

本来なら、
学校に行きにくい子どもたちのための公的支援機関である「サリダ(適応指導教室)」と連携できるといいなあと思っていますが、
まだ動けずにいます。

対象が「学校に行けない、または行きにくい」子どもたちということで、
もともと「出かけるのが苦手」「関係性がないと打ち解けにくい」「関係性を作るのに時間がかかる」子どもたちだったりするので、
広報も十分にできず(未だに、「そこに行けるなら学校にも行けるだろう」とか言う考えもあり)、
また、何回か来たからといって、
続けて来れるわけでもなく、 
開店休業のような日もありながら、
継続しています。

毎月最終金曜日の12時半〜2時半、
こどもセンター(ふれ愛ホーム)で開催しています。
10月は30日。
お近くに居場所や「何かできること」を探しているお子さんがいらっしゃったら、お声がけお願いします🙏



20/9/18(金)新型コロナウィルス感染に思う

2020年09月18日 | 教育
今週、阪南市では初の、
「新型コロナウィルス感染症感染による小中学校の休校」となったため、
昨日今日は、周りがなんとなくザワザワしている感じです。
議員には、
連日、こんな文面で報告があります。


保護者の方への文書も見せていただくのですが、
学校からの文書はいつも、
●学校側から具体的な説明はないまま、一方的に、
●「ご理解」「ご協力」
を求める内容です。


これでは保護者は、
「何を理解したらいいのか」わからず、
どんな状況かわからないまま、
「学校からの連絡だけを待つ」ことを強いられ、
不安になるだけです。

学校から情報が得られないと、
保健所に電話する人が多くなり、
結局また学校から「保健所には電話しないでください」という「ご理解・ご協力」のお願いが来ることになります。

学校は、まずは、保護者が「理解」し、
「納得」できるようにするべきではないかと思います。
●新しい情報がなくても、休校中は毎日情報発信する(何かしらはあるはず)
●「新しい感染者が出た場合」と「出なかった場合」について、どうなるか(の可能性)を伝える。
保護者はこれからどうなるのか、それが知りたいわけで、
そこを伝えないから、不安になるのです。
保護者が、先が見えない不安と、
明日からどう過ごせばいいのかという戸惑いでいっぱいになっていることを思い、
一方的な「ご理解」「ご協力」のお願いだけではないお便りであってほしいと思います。

きちんと伝えることで信頼が生まれ、
「ご理解」「ご協力」できる関係になるのだと思います。

新型コロナ感染症に関わる課題は、
これからもいろいろ出てくるでしょう。
行政も学校も、
市民や保護者や子どもたちが安心していられることを第一に、
対応してほしいと思うのです。

20/8/19(水)コロナの夏の「夏休み」を思う

2020年08月19日 | 教育
午前中、
園児連れのママとの会話。
園児と1歳の子だけを連れていたので、
「お姉ちゃんは?」と聞くと、
「小学校は、今日から金曜までの3日間、登校日」とのこと。

「え?短い夏休みなのに登校日?しかも3日間?
「今日から金曜まで登校日ということは、夏休みは昨日で終わったということ?」
「じゃあ、土日と祝日を除いたら、正味の夏休みは6日間だけ?」

ビックリしすぎて、矢継ぎ早に質問をしてしまいました。

同じ市内の小学校なのに夏休みの長さが違うことに、
違和感を感じました。

そもそも、
4月〜5月中旬までの休校、
その後の分散登校により授業数が減ったことから、
大幅に日数が減ってしまった今年の「夏休み」。

今年の「夏休み」は、
子どもたちにとって、どんな「夏休み」なのだろう。
「夏休み」にしかできない体験が、
今年はできなかった、という子も、
多かったのではないだろうか?

こんな「夏休み」で、
よかったのかなあと悩む私。
みなさんは、どうですか?







20/7/14(火)令和2年度地域教育協議会交流会

2020年07月14日 | 教育
「地域教育協議会」は、
中学校区を「子どもが育つ地域の単位」と考え、
見守り活動や講演会、イベントなどを通じて、
地域で子どもが育つ環境づくりを目指して活動する組織です。

平成13年に子どもが通う中学校で副会長を引き受けた年から、この活動が始まったので、
私は今年で20年間、
継続して関わっています。

もともとは、
大阪府から発信された活動で、
スタート時は、
府が主催する、各中学校区で「地域教育協議会」に関わる人を養成する「地域コーディネーター養成講座」があり、
スタート当初の各地域教育協議会には、
講座修了生の仲間も多くいたのですが、
今は、養成講座もなく、1年か2年で役員が交代するので、
交流会とはいえ、
なかなか「交流」とはならないというのが実感です。

何でもそうだと思いますが、
意義や目的を持つ活動を継続していくためには、
「ともに学ぶ」場や体験が必要です。
「何のために」や「どんな風になりたいのか」が見えない中での活動は、
「前年どおりやる」ことだけが目的になってしまいがちです。

府では、毎年研修や学習の場を提供していますが、
関わる人の必須ではないので、
ついついスルーしてしまいますが、
子どもに関わる人には、
やはり毎年の研修は欠かせないと思っています。  

せっかく市で予算もつけて継続している事業なので、
せめて現状維持、できれば少しずつでも活動が意義あるものとして継続できるように、
それぞれの情報交換、交流など、
機会を作り、展望も持ちながら進めていけるといいなあと思います。

それにつけても、
コロナによる市民活動の停滞は、
今後の「自立した地域づくり」を大きく阻むことになるのでは?という不安があります。 
  
今日は、
阪南市内の地域教育協議会の情報交換会でしたが、
「秋のイベントは中止」という報告ばかりでした。


新型コロナウィルス感染症との共存には、
「安心して実施」はないわけで、
「どうすれば実施できるか」という思考がなければいつまでたっても「やめておこう」のままになる可能性が高いと思います。

まずは、地域教育協議会が、「どうすれば実施できるか」「何ならできるか」を考える組織でありたいと思いました。

20/5/29(金)デンマークの首相が若者たちへ感謝のメッセージ

2020年05月29日 | 教育
デンマークのメッテ・フレデリクセン首相が5月24日にフェイスブックで発表した若者への感謝のメッセージ動画が、日本語字幕付きで公開されました。
映像はYouTubeから。
 
以下、字幕を起こした文です。
"親愛なる皆さん
 
今この時期、楽しみにしていたのにできないことがたくさんあります。
 
そして、たくさんの若いあなたたちこそ、
たくさんの楽しみができなくなっています。
 
最も大切な友達をハグできるように
友達みんなをハグできるように。
 
楽しいパーティや夜通し踊り明かすことやコンサートに行くこと。
 
これらがあなたたちにとってどんなに大切か
どんなに特別なことか私にもわかります。
 
あなたにとって人生で初めての経験になるかもしれない多くのこと。
 
初めてのロスキレ(ロック)フェスティバル。
ひょっとしたら初めての試験。
ひょっとしたら初めての恋。
 
ノルウェーの健康大臣がとてもすてきなスピーチをしました。
 
あなたたち若者について彼が言ったことは
とても美しく、そしてそのとおりです。
 
若い時の夏は、
その時一度しか存在しないのです。
 
何かを失ったのであり、
ーよくわかりますー
とりもどすことは、できないのです。
 
いつもの春と同じように
みんなで楽しむのではなく
 
あなたたちの多くは家の中にいて
大切な友人のたぶん何人かにしか会えませんでした。
 
そしてこれからくる夏、あなたたちがとても待ち望んでいるいくつかのことは、たぶんキャンセルされたかもしれません。
 
でも私たちは、最善を願いながら、
より明るい未来に向かっています。
  
少しずつ少しずつ、私たちは感じ始め
あたりまえの日常が戻ってきているのがわかるでしょう。
 
たとえたくさんのことが
昔と違っていてもです。
 
多くの若者がまた学校に行き始めました。
以前とは違った形だけど、よりたくさんの友達と会えます。
あなたたちのうちの多くは、喜んでいると思います。
だんだんとまた普通の毎日が戻ってきていることを。
 
今夜、私はあなたたちに伝えたいのです。
あなたたちは自分たちを誇りに思っていいということ。
 
私たちは誰もが理解しています。
今、歴史的変換期を体験しているということ。
デンマークをおそったスペイン風の流行から100年たち
そして第二次世界大戦以来私たちの社会は
我々が乗り越えてきたような深刻な危機は体験していません。
ちなみにまだ変換期は続いています。
 
あなたたちは若くしてこの歴史的な時を経験しています。
今この時、周りの人との距離が離れているにもかかわらず、みんなが一緒にいるのだという強い思いが私たちの間に広がっています。
そして私たちは感じています。
私たち誰もが互いにしっかりつながったコミュニティの一員である必要を。
 
デンマークはあなたたちを必要としています。
そしてあなたたちは、その責任をうけとめてくれました。
ありがとうございます。
 
若い自分たちはコロナウィルスに感染する恐れを感じていないのに、責任を果たしてくれました。
 
あなたたちの想い・責任感が、あなたたちの努力を特別なものにしているのです。
 
あなたたちの我慢ーわかっています。今までも、そして今もーあなたたちが自分自身のために我慢しているのではないことを。
他の誰かのために我慢していることを。
 
人生の殆どが未来に存在するあなたたちは、
守ってくれたのです。
自分の人生の大半をすでに過ごしてきた人たちを。
 
あなたたちの祖父母、曾祖父母、
同時にあなたたちは、友達や兄弟姉妹や、従弟など
持病を持っているかもしれない人々、
コロナに罹っては危険な人たちを守ってくれています。
 
違う言い方をすると、あなたたちは市民としての責任をはたすことで、命を救っているのです。
 
だから私たちはあなたたちに伝えたいのです。
私からの感謝を。私の心からの感謝を。

このあなたたちの姿が、
私たちを安心させてくれます。

私たちの社会には若い世代がいるのだということ、
誠実に責任をはたす若い世代が。  
このことが私たちみんなの将来に
希望を与えていると思っています。
 
私たちは歴史を創っているのです、今。
お互いを守ることで。
   
私たちはうまくやっていけます。
いろいろなことは、またうまくいくようになります。
だからみなさん本当にありがとう。
  
私たちはあなたたち若者を誇りに思っています。
そして、あなたたちはわかっているかな?
あなたたち自身も、自分たちを誇りに思っていいことを。"



すべての若者たちに届きますように……

20/5/23(土)子どもたちの「休校」後を考える

2020年05月23日 | 教育
「緊急事態宣言」が解除され、
「通常」の生活が戻りつつあることを感じるとともに、
この間の「子どもたちの時間」を考えると、
なかなか簡単に喜べない現実があるという不安が拭えません。

SNSでもさまざまな発信がされていて、
共感できる報告・研究・コメントも多々ある中、
今日は、大阪府の子ども家庭サポーターで、
たくさんの子育て世帯へのサポートを実践されている辻由起子さんのFacebookで、
兵庫県立大学の竹内和雄先生たちと意見交換された報告が掲載されていて、
心から「そのとおり!」と思いました。

【休校後の子どもたち 心の対策が急務】と題して、
・子どもたちが無気力になっている。
・学力の前に心のサポートが必要なのに「心」に関する議論がされていない。
・勉強も大切だけれど、子どもの心を整えることが先。子どもの心が整えば、スポンジのようにいろいろと吸収してくれる。
・大阪のNPO法人が103人の母親にアンケートをとったところ、緊急事態宣言発令前は約6割、発令後は約半数が困り事を抱えていた。
・親の困りごとは、子どもの困りごと。
子どもだけではなく、親が安心できることも大切。
・家庭学習が、保護者にとっても、子どもにとってもストレスになっていた。
・オンライン学習は教科書を理解していることが前提で行われているが、教科書を理解できていない子への配慮がない。
・親が話せる学級懇談が大事だと思っている。
(実現できるかどうかは別として)
・教育の視点だけでは、休校後の子ども・家庭を支えきれない。
(福祉をはじめ、異業種で意見交換をする必要がある)
・今の環境で何が出来るか、多様な業種の人が集まって一所懸命議論をする。
・「子どものためならなんでもやる!」という思いを共有することが必要。
…等々。
話が尽きませんでした🍀
学校が始まってからの学力以外のキーワードは、
【ネット】【ストレス】【心のケア】になると思われます。

という内容でした。

保護者の不安については、
朝日新聞朝刊でもとりあげられていました。


私の周りでも、
「家庭での保育」は、ただでさえストレスなのに、
「家庭学習」の量が多すぎて、
それもストレス、という声もたくさん聞いています。

こんな状態から、
「休校後の子どもたち」を考えると、
「通常」に戻る道のりは、
本当に慎重であってほしいと願います。 

どうぞ、
学校側の思いだけでなく、
保護者や子どもたちの声を大切にしていただきたいです。


20/5/19(火)学校の「9月新学期」に思う

2020年05月19日 | 教育
新型コロナウィルス感染の広がりにより、
政府が発した「緊急事態宣言」。
感染予防のためのさまざまな措置がとられ、
公立の幼稚園、小中学校、高校では、
宣言が出る前の3月から現在も、
「休校」となっています。

3ヶ月に及ぶ「休校」措置に、
1学年で学ぶべきカリキュラムが終了できない可能性も考えられ、
今、学校の9月入学が検討されています。
今日のニュースで伝えられていたのは、
2つの案でした。


これって、
実際に対象の子どもたちのいる家庭の理解が得られる案なのだろうか……

確かに今年、
各学年のスタートは遅れているけれど、
普段でも4月5月は、
入学、家庭訪問、連休、参観、早ければ運動会の練習など、
なかなか学習に身が入りにくい時期であり、
夏休みの有効活用などで取り戻せる範疇ではないのか?

9月からスタートできる保証のない今年、実行すべきことなのか?

むしろ、今後、
地震や台風などさまざまな被害にあって、
長い休校を強いられることになったとき、どう対応していくかをしっかり考えておくことの方が大事ではないのか?

疑問はいろいろ湧き出てきます。

子どもたちにはチカラがあります。
さまざまな変革に対応できる順応性もあります。
ただ、おとなにとっても初めてで、
たくさんの不安がある今年、
さらに不安をかきたてる制度の改革は必要なのだろうか?
何より、
それは子どもたちにとって、
「いちばんいいこと」なのだろうか?

落ち着かないモヤモヤが、
また増えました。

20/5/10(日)阪南市、明日から「分散登校日」

2020年05月10日 | 教育
4月の緊急事態宣言のあとすぐ、
休校が続く状況に対し、
文部科学省からは、
●子どもたちが自宅にいても学習を続けることができるようにすること
●学校再開後を見据えて、電話などを活用し、コミュニケーションをとること
●登校日の設定や家庭訪問の実施など
を各都道府県の教育委員会に通知しています。

感染者の少ない県などでは、
この通知に沿った対応ができていたのでしょうが、
大阪はそういうわけにもいかず、
連休後の対応としてやっと、
「休校は5月31まで継続だが、週に1~2回、分散しての登校日の設定を」
という通知になりました。

阪南市でも、
市内の公立幼稚園、小中学校で、
11日(月)から、
それぞれ工夫しての分散登校が実施されることになり、
こんな通知が届いたようです。



これを受けての各校からの連絡も、
相変わらず、「ご理解・ご協力へのお礼と引き続きのお願い」の文章で、
もう少し、
がんばって不安な時間を過ごしている家庭や子どもたちへの気持ちに寄り添うことばや労いのことばはなかったのかなあと思いました。

幼稚園からは、
「学年が上がったことを喜びあい、子どもたちのようすに心を配り、声かけをしていきたい」
というようなメッセージがあったと聞きました。

小中学校からも、
ぜひ、長い自粛生活を送ってきた家庭や子どもたちの不安や心細さに応えるメッセージがほしいと思いました。
また、
今後の見通しについて、
●夏休みはどうなるのか?
●運動会や宿泊学習、修学旅行は?
など、
できるだけ丁寧に情報提供してあげてほしいと思います。

もちろん先のことはわからないと思いますが、
せめて、
いつごろまでに決める、
だけでもわかると、
安心できる家庭が多いと思います。

今週は、
2ヶ月半ぶりに
登校する子どもたちと会えると思うと、
わくわくします。

感染拡大になることなく、
普通に通える日に繋がっていきますように……。

20/2/7(金)阪南市海洋教育実践報告会

2020年02月07日 | 教育
阪南市の3小学校でとりくんでいる海洋教育の実践報告会が、
サラダホール小ホールでありました。


「ポスターセッション」という形式がよくわからなかったのですが、
会場内に、発表する内容を貼ったパネルコーナーを作り、
それぞれ、
発表するグループ、聴くグループが順番に回っていく発表形式でした。
会場に集まった保護者や市民のみなさんも、
パネルの前で、子どもたちの発表を聞きました。






⬇こんなクイズもありました。

答えは、
1ーB、2ーB、3ーD 
でした。

それぞれの発表は、なかなか興味深かったのですが、
発表のあと、
感想なども述べていて、
「海をきれいにするためにゴミ拾いは大切」という子が多かったけれど、
自主的に何度、海に行ったのかな?と思いました。
体験したあと感じたことを、
実践に移すところまで、しっかりやることに意義があるのだと思います。

一人一人が、
学んだことをこれからどう生かしていけるのか、
数年後の彼らに会ってみたいです。

東大大学院の日置教授や、
海洋教育に力を入れている木村尚さん、
岩井克巳さんなどから直接お話しいただく機会があったことは、
大きな宝物になったことでしょう。

「ここに海がある」と橋本教育長がおっしゃいましたが、
ぜひ、市内すべての小学校で、海洋教育にとりくんで、
「海のある町」をアピールしてほしいです。

子どもたちの顔が輝いていた時間でした。

20/2/6(木)中学校での「がん教育」

2020年02月06日 | 教育
朝、
岬子育て支援センターで
所属しているサークルの人形劇公演をしました。
11時に終わるとすぐ、貝掛中学校に向かいました。

女性特有のがんの早期発見のための検診啓発やがん患者への支援をしている、
NPO法人「ピンクリボン大阪」さんから声をかけていただき、
貝掛中学校で行われる「がん教育」の授業を見せていただきました。


大阪府の事業を、
「ピンクリボン大阪」さんが委託を受け、
希望する中学校へ出張授業をされているということでした。

貝掛中学校では、
3年目の取り組みになり、
3年生を対象に
1クラスずつ授業をされていました。

昨年までは女子だけの授業だったのが、
今年は男女一緒に受けていて、
大事なことだなあと感じました。

私が見せていただいたのは、
最後の1クラスでしたが、
みんなよく聞いていました。

●がんは2人に1人がかかる
●男性のかかるがんの1位は胃ガン
 但し死亡率の1位は肺ガン
●女性のかかるがんの1位は乳ガン
 但し死亡率の1位は大腸ガン
 乳ガンは完治率が高い
●乳ガンの発がん率が高いのは40~50代
 男性も100人に1人発がん
●がんを引き起こす要因
 「たばこ」
 「食事のバランスが悪い」
 「運動不足」
 「お酒の飲み過ぎ」
 「太りすぎ、やせすぎ」
 「検診の未受診」
●乳ガンは、自分でチェックできる
●10月1日は「ピンクリボンの日」
など、私もたくさんのことを教えていただきました。

中学生たちからは、
●乳ガンのほかに、さわってわかるがんはないのか
➡ない
●遺伝はあるか?
➡乳ガンは5~10%は遺伝もある
●胸の大きさは発がん率と関係あるか
➡調べた資料がない
など、質疑がありました。

講師の方の
「周りの大切な人のためにも、検診を受けるように伝えてください」
「命を大切に」
というメッセージは、
中学生たちにしっかり届いたと思います。


19/11/25(月)阪南市すこやかネット交流会

2019年11月25日 | 教育
阪南市では、
5つの中学校区で、
平成12年から、
地域教育協議会(すこやかネット)を立ち上げていて、
地域で子どもの見守りや、
子どもを含む地域住民が交流する事業を行っています。

今日は、
飯の峯中学校を除く4中学校区で、
11月に開催されたフェスティバルの報告を中心に、
交流会を持ちました。


私は、
平成13年に、
貝掛中学校区で地域教育協議会ができたときに、
中学校のPTA役員をしていたことから、事務局を担うことになり、
19年たった今も、継続して関わっています。

阪南市は、
いわゆる旧地区と言われる、
尾崎、西鳥取、東鳥取、下荘の4地区が、
それぞれその地区特有の雰囲気を持っていると感じることが多いのですが、
このすこやかネットのとりくみにも、
それぞれの地域らしさが出ているのが面白いところです。

●鳥取中学校区「はーとりふれあいフェスタ」
 他の4中学校区に先がけ、平成12年にスタートした「はーとりネットワーク」は、校区内の2小学校、1幼稚園・1保育所、そして市内で唯一、私立の認定こども園も参加し、作業所や各種団体も多数参加しての賑わいあるフェスタです。

●貝掛中学校区「街角ふれあい協議会 子どもとはっぴぃデイ」
 校区内の2つの小学校が、山手と海手に離れていて、舞地区からは山を下り、また登らないと中学校にたどり着かないこともあり、「子どもとはっぴぃデイ」のイベントも、他の地区と比べると参加は少なめですが、離れた小学校区の人たちが交流できる大切な場になっています。
 オープニングに、在校生の吹奏楽部、卒業生のいる高校のダンス部(今年は羽衣国際高校!)、もっと年上の卒業生が在団している「貝掛混声合唱団」が来てくれているのが、ちょっと先の未来が見えるとりくみです。

●鳥取東中学校「さわやかふれあいデー」
 校区のすべての自治会が参加している、という鳥東ネット。自治会のみなさんがついた餅を、婦人会のみなさんが、ぜんざいにしていたり、幼稚園や小中学校のPTA、校区にある高校も協力し、大活躍されていました。
 受付で記名してもらっているのは、安全面で参考になりました。

●尾崎中学校「WAVE OZAKI フェスティバル」
 地域の自治会や各種団体から寄付を集めて開催していて、漁協、消防署、警察なども参加する、地域のお祭りになっています。
 隣り合う小学校と中学校を行き来できるのも、フリーマーケットのブースがあるのも、ここだけです。
 来春、鳥取中学校との統合が決まっていて、今後の活動の継続が課題になっています。

●飯の峯中学校「りんくる桃の木台」
 フェスティバルではなく、講演会や、障がいを理解するためのとりくみ「さんさんパーティー」を開催しています。
 近年は、小学校で落語にとりくんでいる子どもたちによる「桃の木寄席」も、恒例化しています。
ちなみに、開催は年明けの8日(水)だそうです。


理想の形にはなかなかならないけれど、
学校が関わり、行政が予算をつけてくれ、地域のみなさんがしっかり運営しているから、
これだけ長く継続できている事業だと思います。

これからも、
子どもを中心に、
地域の人がつながる役割を担う、
すこやかネットであり続けてほしいと思います。


19/11/2(土)中学校区地域教育協議会フェスティバル

2019年11月02日 | 教育
今週、来週と、
市内の中学校区の地域教育協議会のフェスティバルラッシュです。
今日は、
午前中、貝掛中学校の「子どもとはっぴぃデイ」




午後は、鳥取東中学校の「さわやかふれあいデー」でした。




中学校区のフェスティバルは、
校区内の幼稚園、保育所、小中学校と、
地域の幼児から高齢の方まで、
すべての住民のみなさんを対象に開催される、
「地域のおまつり」です。

阪南市では、
鳥取中学校が、一足早く平成12年に「地域教育協議会」の活動をスタートし、
他の4つの中学校区は、1年遅れて、
平成13年から活動しています。

私は、
たまたま立ち上げ準備のときに貝掛中学校のPTA役員だったことから、
「事務局」を引き受け、
以来19年間、「事務局」として関わらせていただいています。
毎年、中学生たちと地域のおとなや子どもが楽しそうに会話をしたり、準備や片づけをしたりしているのは、
微笑ましく、
顔見知りの子たちの成長ぶりも楽しみです。

幼稚園や小中学校の先生たちと再会している卒業生たちも、
今年は特に、目につきました。
長年続けているからこその成果だと感じました。

地域の中で、
日常的に中学生が活躍する場面など、
なかなか作れないのですが、
ここでは「自分たちでやること」を楽しんでいるようすが感じられ、
また、来年に繋がっていってほしいと思います。

貝掛中学校の中学生の出店に、
ちょっとおもしろいものがありました。






各小中のゆるキャラ。左から
「鯉ぐるみ」(舞小)
「ヤド貝ちゃん」(貝掛中)
「しもっち」(下荘小)

明日は、鳥取中学校区の「はーとりフェスタ」
来週10日(日)は、「WAVE OZAKI フェスティバル」があります。

それぞれ、地域によって特色があり、
「阪南市っておもしろい!」と感じることが多々あり、
また、子どもたちにとっての「定着した」あそびと体験の場になっていると感じます。

どちらも午前中ですので、
出かけついでに、覗いてみてください。


19/10/26(土)平田オリザさんの「コミュニケーションワークショップ」

2019年10月26日 | 教育
待ちに待った、阪南市での「泉州アートサミット」。

サラダホールの外では、
20店以上の出店があるマルシェも開催されていますが、
私は、今日は「平田オリザ」さん漬けの1日です。

午前中は、
小学校5年~中学生を対象にした、
「コミュニケーションワークショップ」による「劇作り」担当でした。

午後は、
そのワークショップの成果発表、
基調講演、
パネルディスカッション、
という、主食も副食も「平田オリザ」さん、という贅沢な1日を過ごしました。

そのワークショップの報告。
●まずは、導入
自己紹介とかはなく、「今日の仲間を知る」ゲーム
・きょうだいの数で分かれる
 →分かれたあと、自分は何番目か、などの質問があって、次に進む
・誕生月で分かれる

どちらのゲームも、自分から「きょうだいの数」や「誕生月」を言わないと始まらない、ということがポイントで、自己紹介とかいう「やらされ感」なく、自然に「参加」できる手法です。

さらに、
・手拍子の間は自由に歩き、手拍子がやんでオリザさんが「○人!」と言ったらその人数で集まる、というゲーム

これも、キャンプのプログラムなどではよく使う「仲間作り」ゲームですが、
ここから、2つのグループにするところが、圧巻でした。

まず、
「男女が混在する○人のグループになる」をクリアしたあと、
参加人数の半分の「7人ずつ」、
「男女が混在」
「小5と小6が混在」
のグループになる、
という指示で、
この日初めて会った14人の子どもたちが、
人数や男女や学年の偏りがなく、
しかも「自分たちが作ったグループ」で自然に2つになったことが、
すごいなあと感じました。

●いよいよ劇作り
はじめは既製の台本があり、
それで7人の「役」と「設定」をつかんだあと、
「設定」や「セリフ」を自由に変えていい、という流れでの劇作りが始まります。

ここからの、子どもたちは、
本当にリラックスして、
グループの中の誰もが「参加」して、
劇を作っていました。

●オリザさんからの学び
・「劇」では、どんな「ウソ」(本当でないこと)をやってもいい。でも、1つの「ウソ」は、そのあともずっと「ウソ」に合わせていかなければならなくなる
・自分のセリフは、自分で決めていい。ただこれも、「次の人やその次の人のセリフ」も考えてあげないと、話が続かない。話が続くように考えること。
・「ウケる」ことばかり考えると、スベったときに収拾がつかなくなる。奇抜なセリフにしてもいいが、リスクがある。
・「人を傷つけるセリフ」になっていないか、よく考える(想像する)

台本づくりの過程で、
こんな「人権の学び」があることを目の当たりにして、
平田オリザさんのすごさを改めて感じました。

「人に優しく」とか、
「相手のことを考えて」とか、
みんながわかっていることをどう伝えるか、について、
「コミュニケーション」の中での学びの大切さを、
もっと生活の中で生かしていくべきだと感じました。

さらに、オリザさんからは、
「劇を作るなかで、意見が対立したとき」
●「じゃんけんで決める」「多数決で決める」という方法だけではなく、「大切だと思うことについては、『とことん話し合う』」という方法がある。
「この問題解決をどの方法で解決すればいいのかがわかるのがおとなだ」
というメッセージをいただきました。

劇作りはおまけで、
作る過程での一つ一つのメッセージが宝物だったワークショップでした。

子どもたちが
午後からの成果発表も含め、
何を感じたかを知ることはできませんが、
きっとどこか胸の奥に残る体験になったことと思います。

1日中サラダホールの館内にいたので、
外のようすはお昼の何分かだけの雰囲気しかわかりませんでしたが、
こんな風景でした。


平田オリザさんを軸にした「泉州アートサミット」は、
ぜひ続けていきたいと思いました。

コミュニケーションワークショップの間は写真は撮れなかったので、
午後からの成果発表の出番を待つ子どもたちの雰囲気だけの紹介です。


19/10/18(金)下荘小学校「命のふれあい授業」

2019年10月18日 | 教育
今日は、
下荘小学校の「命のふれあい授業」に参加しました。
下荘小学校が統合する前の箱作小学校時代から数えて、
17年間続いている5年生の授業です。






17年間というのは、
今日「妊婦」として体験談コーナーに来てくれた子が5年生だったときに、
初めて実現した授業だったから、
「あれから17年たったんだね」という話になって気づいたことです。


子どもたちが、
妊婦さんや乳幼児を育てる親に直接話を聞く体験は、
17年前よりもますます必要性が高まっているという現実があるのに、
1時期、1小学校・4中学校で行われていた「『乳幼児と親』と児童生徒とのふれあい交流事業」は、
今年は、この下荘小学校と尾崎中学校の2校だけになり、
尾崎中学校に関しては、
来春の統合に向け、継続が不確定です。

開催時には、
校長先生も必ず見に来られ、
笑顔で子どもたちのようすを見て、
「大切なとりくみですね」とおっしゃるのですが、
「大切」なのに継続できないことが残念です。

授業のカリキュラムの中に組み込めないなら、
たとえば、文化祭などの機会に、
1教室「ふれあい交流の部屋」として開放するとか、
給食のあとの時間に、
交流の日を作るとか、
工夫しだいで、
機会は作れると思います。

今、子どもたちには、
生きた「命」を実感する体験が必要です。
誰もが、必然で受けた生であること、
親だけでなく、誰からも愛され、育っていることを実感することは、
これからの長い人生で、
心の支えになっていくでしょう。

新たに取り組まれる学校が増えることを願いつつ、
せめて「小さな命とふれあう機会の提供」が実現することを働きかけていきたいと思います。

19/10/9(水)「教師による同僚いじめ」に思う

2019年10月09日 | 教育
衝撃的な事件が相次いで起こり、
少々のニュースでは驚かない社会になりつつありますが、
神戸の小学校で起きた、
あまりにもおとなげのない、
「教師による同僚へのいじめ」は、
だいぶショッキングな事件でした。

(朝日新聞 10/5)

詳細はわからないので、
軽はずみな感想や意見は言わないでおきたいですが、
たくさんの疑問があります。
●「いじめ」が始まったきっかけは何だったんだろう
●なぜ、誰もやめさせることができなかったのだろう
●校長は、どこまで事実を確認していたのだろう
●子どもたちはどう思っているのだろう

などなど、
知りたいことはいろいろあるのに、
テレビの報道は、
「どんないじめをしていたか」に焦点をあて、
今日は1日、
「被害を受けていた教師が激辛カレーを食べさせられる」映像ばかりが繰り返されていました。

具体的ないじめの映像は、
模倣を生む可能性があります。
報道する側は、
「何を伝えるべきか」をたくさんの対象をイメージして、伝えてほしいと願います。

大切なのは、
「2度と起こしてはいけない」ということであるはず。

虐待報道も、
虐待の内容を具体的に伝えられることが多く、
それは、
虐待を受けていた子の尊厳への配慮に欠けるのではないかと感じることがあります。

「いじめ」も「虐待」も、
ごく普通に生きている人の心の中にある気持ちが、
エスカレートして起きてくる側面もあると感じているので、
社会全体のサポートが必要になります。

なかなか問題の詳細について明らかにされないことが多いので、
事件を起こした教師が抱えていた課題を、
ていねいに明らかにしながら、
周りの理解とサポート、
そこからの課題解決を期待したいと思います。