「品川宿」と銘打ちながら、品川宿に入るまでのところで前回は終わってしまいました。取材していて思うことは、東海道はやはり歴史が詰まっているということ。いや東海道ばかりではなく、どの街道も(そして町も村も)歴史が詰まっているといっていいでしょう。私の場合、幕末・明治に絞っている(そうでない場合もありますが)のですが、それでも面白いことや興味深いことに次々と出会います。品川宿に入るまでの道筋には、正直言って余り期待していなかったのですが、それでも前回に報告したぐらいのことがありました。時代を広げ、また周辺をもっと探索していれば、もっともっとあったことでしょう。残念ながら、そこのところはあきらめざるをえない。もしかしたら、また別の機会に調べる必要が出て来て、出向くことになるかも知れませんが…。「あきらめるのも能力のうち」と、勤務したての時に先輩の方から言われたことがあり、折に触れ、その言葉を思い出すことがあります。と、前書きが長くなりました。通り両側の街灯の柱に「青物横丁商店街 東海道品川宿」の標示。いよいよ品川宿に入ります。 . . . 本文を読む