山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

シオカラトンボ(塩辛蜻蛉)

2011-07-20 17:47:26 | 昆虫

シオカラトンボは人里近くで最もよく見られるトンボで、和名は成熟した雄の胸部や腹部が
青白く塩が吹き出したような体色に変化することに由来します。

雌や未成熟の雄は地色の黄色に黒い斑紋があり、ムギワラトンボと俗称されます。

一般的に体色が青白く変化するのは雄だけで、雌は変化しませんが、稀に見られる
同色型(アンドロモルフ)と呼ばれる雌は、雄のように体色が変化します。

同色型の雌は複眼の色が緑色をしていているので、複眼の色が青い雄とは見分けが
可能と言われますが、実際にはかなりの観察慣れが必要でしょう。

シオカラトンボ <トンボ科 トンボ亜科>

   ↓ 画像はクリックで大きくなります 
シオカラトンボ♂

 成熟した♂の個体
 複眼の色は青色で
 腹部第8節~10節
 は段階的に細くなり
  スマートな楔形

 

 

 

 


シオカラトンボ♀

  

 成熟した♀の個体、腹部第8節は
 ♂に比べ太く、ややずん胴、
 複眼は緑色









 

シオカラトンボ未成熟♂

 

  此方は腹部が少し青くなってきた
 ♂の未成熟個体と思われます。

 



 

 

 

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