山と自然の雑学ノート

山歩き&散歩道で出会った植物などの記録

ヤブラン(藪蘭)

2010-08-15 22:27:15 | 単子葉類

立秋を過ぎた頃、涼しげな紫色の花が藪に咲き、葉がラン(蘭)に似ているところから「ヤブラン」と

呼ばれていますが、ラン科ではなくユリ科の植物です。

花は他のユリ科に見られるように、花被片は萼に相当する外花被が3枚と、花弁に相当する内花被が

3枚の合計6枚によって構成されています。

常緑樹の暗い林下にも生えることはありますが、明るい林縁か谷筋でないと画像のような花は

咲かないようです。8月末~9月中旬が花の見頃です。

果実は種子が露出し、径は6~7㍉で秋には黒く熟します。



ヤブラン <ユリ科 ヤブラン属>





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