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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

これぞ「理想のたこ焼き屋さん」! 新秋津『竹辰』

2022年10月18日 | たこ焼き、お好み焼き
以前、「理想のたこ焼き」について語ったとき、私が挙げた条件は下記の3点。
○お手頃価格 ○中まで火が通っている ○タコが入っている
上記を満たしているのが、今年立川にやって来た、『たこ焼き たけちゃん』だ。

ただ、お手頃価格以外のふたつは、現在の主流である中身がトロトロのたこ焼きも、一応は火が通っているし、
地元のお気に入りのお店『高橋』さんでは、タコではなくイカを使っていたことが判明したので、

※タコと変わらぬおいしさ

○中がトロトロすぎない ○タコ及び類似の具が入っているに、それぞれ修正させていただく。
たけちゃんは、元々は西荻窪の屋台だったし、高橋さんは、店内に入ったのは今年が初めて。
それまでの私は、「たこ焼きで一杯」やるときは、新秋津の『竹辰』まで足を運んでいた。

こちらは、タコさんのイラストが愛らしい店頭看板。たこ焼きの他、お好み焼きやもんじゃ、焼きそばもある。


初めて入ったのは8年前くらい。よく覚えていないが、たぶん近所の『野島』さんからのハシゴ酒だろう。
店内はカウンター席とテーブル席があり、立ち飲みで酔いが回っていたので、座って飲めるのが嬉しかった。


それぞれの席には鉄板があり、お好み焼きともんじゃは、客自身が焼くこともできる。
私は上手に焼く自信がないため、店主のお母さんに焼いてもらっている。無論、追加料金などはない。
お店のメニューも撮影したが、いつものように光が反射した、ダメな写真ばかりなので、
入口にあった、【お持ち帰りメニュー】の画像を掲載。店内で食べても同価格だ。


これでも、つい最近値上げしたのだが、たこ焼き10個で350円は、まだまだ安価である。
こちらが、ソースがかかった基本の「たこ焼 10コ」。数ヶ月前まで300円だった。

※マヨネーズを少しだけ付けてもらった

サイズも手頃で、ほんのり出汁も効いていて、熱くてウマくてビールが進む、かわいいヤツらである。
友人と来店した際は、テーブル席を利用するが、ひとり飲みのときは、カウンターに座る。
鉄板での調理工程を間近で眺められる、いわゆる「アリーナ席」で飲むのが好きなので。


以前はお母さんのひとり営業だったが、近年は、上記画像に写っている娘さんが、手伝うこともある(時間帯による)。
下記画像がお母さん。鮮やかな手さばきを見ていると、ビールが進むよ。


飲み物は、「ビール大びん」が650円、「中びん」は600円で「生ビール」は500円。
「ウーロンハイ」や「レモンサワー」は350円で、あとは「冷酒」650円や「ハイボール」380円など。
「サイダー」「ラムネ」などのソフトドリンクは200円だ。

昨年、母校野球部の試合前日に訪問した際は、ゲン担ぎで白星を期待し、ソースなしの白くて丸いたこ焼きを注文。


卓上の食塩をかけて食べたのだが、マヨネーズももらえばよかった。ちなみに、翌日の試合は、
白星どころか5回コールド負け(泣)。無論、竹辰さんのせいではなく、母校野球部がポンコツなだけである。

粉モノだけでなく、飲み客のツマミになるような、焼き物もいくつかある。
「玉ねぎバター」は450円。野菜も少し付いてくる。こちらは自分で焼いて食べた。


こちらは、お母さんに焼いてもらった、たこ焼きと「げそバター」500円。鉄板の火は消えているのでご心配なく。


他にも「きのこバター」480円や「ほたてバター」650円、値段は忘れたが季節限定で「かきバター」もあった。
各テーブルには醤油や青海苔などの調味料もあり、バター&ソース味なども試せる。 ※オススメはしない

こちらは友人と一緒に頼んだ、お好み焼きの「ミックス玉」850円。中身の写真は撮り忘れた。


具材は、さっき載せたピンクのメニュー表に記されているので、確認してほしい。

竹辰さんも、コロナ禍の影響を受け、しばらく休業していた時期や、臨時休業もあったりした。
今年に入ってからは、週休二日でコンスタントに営業なさっているようで、ファンとしてはひと安心だ。

ここからは、先日訪問したときの様子を紹介。入口のメニュー表も、この日にもらったものである。
例のようにアリーナ席に陣取り、焼きそばとお好み焼きを、母子共同で調理するシーンを見学。


この日はまず、ビールの大瓶(キリンラガー)と、「しょうゆ味たこ焼 10コ」350円をオーダー。
醤油をかけるのではなく、醤油を入れてから焼くタイプで、青海苔とソースの代わりに、鰹節が振りかけられて完成。


生地の茶色い部分が醤油だ。ソースと違い甘味が少ないので、お酒にはこちらの方が合うかも。


さっき、目の前で調理された、別の客が頼んだ焼きそばが実にウマそうだったので、私も追加注文。
普通のソース味は過去に食べたことがあるので、珍しい「バターしょうゆ味」650円をチョイス。
さらに、お好み焼き用のトッピング(各100円)も頼めるようなので、「エビ」も加えてもらった。
鉄板で熱された、バターと醤油の香ばしい匂いを漂わせた、エビ入り焼きそばが完成。


キャベツとモヤシが主体のシンプルな焼きそばで、バターと醤油はそれほど強くなく、味は薄口であった。

昔バイトしていた『餃子のO将』では、看板メニューの餃子は、注文が入ってから焼いていては間に合わないので、
アイドルタイム以外は常に焼き続けていた。無論、客の回転も早いので、余ることはほとんどない。
竹辰さんも、テイクアウト客に応じられるよう、実際の注文より多め(常に3人前ほど余る程度)に焼いている模様。
焼きそばを食べ終える頃、ちょうど1人前余っていたので、すかさず「たこマヨ 10コ」350円を追加注文。


鉄板から上げる直前に注入した、マヨネーズが付いていない側を上にして、ソースと青海苔をかける。


紹介し忘れたが、中身の具材はネギ、紅生姜、タコ。サイズの割にタコは大きめ。


中は熱々だけれどトロトロすぎず、昔の立川のテキ屋とは違い(苦笑)、ちゃんとタコも入っている。
何度か繰り返したが、令和とは思えぬお手頃価格だし、まさに私が理想とするたこ焼きである。
さらに、たこ焼き以外のメニューも豊富だし、席数多くテーブル席もあるので、団体客でもOK。
ほのぼのとした雰囲気も微笑ましいし、竹辰さんこそ【理想のたこ焼き屋さん】といえよう。

お母さん店主とは、何度か会話したことがあり、いろいろと教えてもらった。
お店の開業は、1972(昭和47)年の1月。「このあたりに国鉄の新しい駅ができると聞いて、近くにお店を出した」そう。
現JRの武蔵野線及び新秋津駅の開設は、翌73年の4月。目論見は当たり、駅利用者や住人が増え、お店は繁盛。
今年で50周年という、秋津エリアでは屈指の老舗かつ人気店になった。
屋号の由来は、お母さんの名字+おじいさん(創業者?)の名前を合わせたものらしい。
プライバシー保護のため本名は書けないけど、たとえば「竹ノ内さん」+「辰爾さん」=『竹辰』のような感じね。
辰爾なんて、プロレスラーの藤波以外では見たことないけど。

この日初めて、私が近所の者ではなく、立川から電車に乗って来ている、と明かしたところ、
お母さんは「ちょっと前に立川に行ったけど、駅周辺はずいぶん変わったわねえ」と驚いた様子だった。
以前も主張したが、再開発と称し、古くからあった商店街を駆逐してまで、外観だけは綺麗な建物を作り、
つまらないチェーン店やコンビニばかりが並ぶ、現在の立川駅周辺には、まったく魅力を感じない。
駅から徒歩数分の場所に、竹辰さんのような個人店がある新秋津駅の方が、私はよっぽど好きだよ。
新秋津も竹辰さんも、どうかこのまま、変わらずにいてほしい…と願いながら、お会計&退散。

お店を出て駅に向かう途中に、下記の立ち飲み屋さんがある。


店内TVでは、西武-ソフトバンク戦を中継しており、試合経過が気になって入店してしまった。
試合は、ソフトの敗戦という、オリックスファンの私の望む結果となった。竹辰さんのたこ焼きのおかげだ(?)。
こちらのお店『立ち飲みスタジアム なべちゃん』も、近いうちに紹介しよう。



竹辰
東京都東村山市秋津町5-24-1
JR新秋津駅から徒歩約2分、西武線秋津駅からは徒歩約7分
営業時間 17時~22時、持ち帰りは21時まで
定休日 月、水
※お持ち帰りは電話予約がオススメ
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