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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

国立ブランコ通りの人気中華食堂 『香来』

2017年11月22日 | 中華食堂
数年前、夜22時頃、知り合い3名で国立駅南口にある、『餃子の王将』に行ったときのこと。
入口で店員に「23時閉店ですがよろしいですか」「ただいま満席ですので、少々お待ちください」と口早に告げられた。
まあ、軽く一杯やって帰るつもりだから、了承して待っていたものの、全然席が空く気配がない。
見ると、店内のグループ客の大部分は、すでに食べ終わっており、ダラダラと雑談をしているではないか。
なので店員に「早く帰ってもらってよ」と頼んだところ、「あ…イヤ…」と、面倒くさいのか、何もしようとしない。
仕方ないので私が直接、バカそうな男4人グループの席に近づき、「おめえらもう帰れよ」と追っ払い…イヤ、
「どうか席をお譲りください」と丁寧な口調(笑)でお願いし、なんとか着席したのが22時30分くらい。
とりあえず生ビールと餃子3人前を頼んでおき、あとは何を追加するか考えていたところ、ビールが到着。
ジョッキを置き終わった店員は、悪びれもせず「ラストオーダーになりますが」だと。
確かに閉店30分前とはいえ、店内の客を放置し、30分間待たせた客に対して、そのセリフかい。
ムカついたけど、店の規則だから仕方ないので、さらに飲み物やチャーハンなどを追加注文。
約15分後、すべてのオーダーが到着すると、早くも店内BGMを「蛍の光」に替え、
さらに冬のクソ寒い時期なのに、入口ドアを全開にし、店内に冷風を送り込んできやがった!
「遅い時間の新規客はなるべく入れず、客は早く帰らせて、閉店時間までに絶対仕事を終わらせる」
というその営業方針には、怒りを超えて感服すらさせられる。とにかく、こんなに露骨な嫌がらせ、久々にくらったぞ。
こうして、「餃子の王将 国立駅南口店」はめでたく、私が2度行かない店リストに仲間入り。
そんなに早く帰りたいのならば、いっそのこと閉店しちまえばいいのに。

さて、そのクソ王将のすぐ近くに、「ブランコ通り」というオシャレな通路(?)がある。
ご婦人客相手のブティックなどが並ぶ中、昔から営業している『香来(こうらい)』というお店がある。
なんか、店のHP(ここ数年更新してない)では、「国立香来飲茶館」なんて名乗ってるけど、要するに中華食堂だ
2階席は、宴会もできるような、ちょっと高級な内装なのだが、1階席は、カウンターとテーブルのみ。
私のお気に入りはもちろん、気楽な1階のカウンター席だ。

メニューは豊富で、麺類、ご飯類、一品料理と、ひと通りそろっているが、こちらの自慢は、全5種類の焼き餃子。
同じく、餃子がウリの王将が開店した直後は、客足にも影響しただろうが、今では常連を中心に、連日大勢の客で賑わっている。
実際、ここの餃子はとても美味しく、客入りだけでなく、味でも当然、王将に負けていない。
以下で、ここの餃子を紹介していこう。まずは「普通餃子」360円と、「ダッタン餃子」410円。


奥が、オリジナルの普通餃子。ありそうでなかなかないネーミングだね(笑)。「香来餃子」にすればいいのに。
手前の緑色が、血液をサラサラにし血管を強化するルチン成分を多く含む、「ダッタン若菜粉」配合のダッタン餃子。
ダッタン(韃靼)といえば、以前紹介した、池袋の『一秀』にも、「血液サラサラだったんラーメン」というのがあったが、
見ての通り、スープが背脂まみれなので、ルチンの効果が期待できない。


ここの餃子は、油分はさほど多くないけれど、ビールと一緒に流し込むのだから、血液サラサラ効果は疑問だが、
ウマいもん喰ってるときに、健康について考えるのは野暮だわな。
ダッタンは皮に含まれているので、中身のアン自体は、たぶん普通と一緒だろう。
肉と野菜の割合はほぼ半々、ただし、肉自体に独特の旨味と香りがついており、今まで食べたことのない味がする。
味は濃い目で、何も付けなくても大丈夫だが、せっかくだから使ってほしいのが、卓上に置いてある薬味。


特製ニンニクと特製みそ。『天下一品』ラーメンの薬味みたいだね。お持ち帰りでも売っているようだ。
お皿に出してみたのがこちら。左がみそで右がニンニク。餃子に付けて食べたら予想通りウマかった。


あと、さらにおススメなのが、これまた卓上にある、コーライ特製辣油(ラー油)


これまた、やや辛口だけど、普通のラー油にはない旨味と香りがあり、いろんな中華料理に合いそう。
このラー油も、お持ち帰り販売をした方がいいと思う

別の日に、他の餃子もオーダーしてみた。手前が「シソ餃子」410円、奥が「エビ餃子」460円。


シソは、緑色が透けているからわかりやすい。エビの方は、下の写真の通り、やや大き目のエビが入っていた。


あと、写真はないけど、「ニンニク餃子」410円もある。さっきの特製ニンニクを加えると、元気倍増だ。

他のメニューでは、ラーメン630円、チャーハン730円、麻婆豆腐やレバニラ炒めなどの一品料理は780円~。
激安ではなく量もそこそこあるので、ひとりで何品も頼むのは難しいが、ほぼハズレはないはず。
先日は、中華屋さんではあまり見ないメニュー「カレー中華丼」880円を頼んでみた。


豚肉、玉ねぎ、ニンジンとカレーではおなじみの具材に、タケノコと絹サヤを加え、最後にSBカレーの粉を加えていた。
食べてみると、カレーの風味が前面に出ているし、白菜や魚介類が入ってないけど、確かに中華丼だ。
片栗が入っているので、いつまでも熱々なのがうれしいね。油断して、最後のひと口で口内ヤケドしちゃった。
ご飯類は、200円引きでミニサイズにできるので、シメにいいかも。ミニといっても結構量はあった気がするが。

そういえば、ここまで接客に触れてないけど、私が訪問したときの働いているメンツは、だいたい3名。
1.働き者で愛想のいいホール担当の若者 2.厨房で鍋を振るう職人 3.厨房奥でニラミを効かすボス的存在
年齢や振る舞いからも、3のボスが店主なのかな。愛想は悪いけど、入店時には真っ先にあいさつしてくれる。
一応、いらっしゃいませーの「せー」と言ってるのだろうが、長年の労働で進化を遂げ(?)、「でー」や「げー」とも聞こえる。
文字表現で一番近いのは「れ゛ー」かな? みなさんもぜひ一度、お店で聞いてみては。

そういえば、先日の御会計時、初めて写真のサービス券をもらった。


割引額は50円とはいえ、気持ちがありがたいよ。
こちらは、毎月5の付く日は普通餃子が100円引き、かつては7の付く日に乳酸菌飲料(ヤクルトか?)のサービスもしていた。
サービス券の配布、餃子割引の日、乳酸菌飲料。実は私、この3点サービスをやっている中華食堂を、もう1軒知っている。
そちらのお店については、次回紹介することにしよう。
最後にひと言。ガンバレ街中華! チェーン店に負けるな!! 



香来
東京都国立市中1-9-35
国立駅南口から徒歩約2分
営業時間 11時~23時(2階席は14時~17時休憩、22時閉店) 
定休日 なし
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