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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

安くて美味しくて心温まる中華食堂 花小金井『錦乃』

2017年11月25日 | 中華食堂
前回のブログで最初に指摘した、
「『餃子の王将 国立駅南口店』は、閉店間際には入口ドアを開け、寒風で客を追っ払う」という行為について、
実際に私とその場に居合わせた方から久々に連絡があり、「今ではあんなことしてないですよ」と教えてもらった。
そうか、ヤツらも改心したのか。あるいはバカ店員がすべて駆逐されたのかな。
基本的に、拙ブログにウソはないが、その後状況が変わる場合もあるかもしれないので、
そのような、記載と異なる事実に気付いた際は、ぜひ情報を提供していただきたい。
なお、「オメエの文章つまんねえよバカ」などといった批判は、一切聞き入れないのでやめておけ

もうひとつ、前回のブログ「国立『香来』」では最後に、
「ここと同じく、サービス券配布、餃子割引の日、乳酸菌飲料の3点サービスをやっている中華食堂がある」と記した。
なので今回はそのお店、花小金井の『錦乃』さんを紹介しよう。

お店の場所は駅北口から至近。マンションのような建物の入口に看板があり、中をのぞくと、


上記写真のように、ちょっと怪しげな空間内で目立つ、黄色い看板のある場所が店舗。
以前紹介した、同じく花小金井にある、汁無し麺専門店『メンデザイン』の帰りに発見したのだ。

店内はカウンター数席と、大中のテーブル席が4つ。お店を切り盛りするのは、職人風のおじちゃんと接客担当のお母さん。
とりあえず、「餃子」とビールを注文すると、お母さんが「キリンとアサヒどちらにしますか」と丁寧な口調でたずねてきた。
私が珍しく、おばちゃんじゃなくてお母さんと書いた理由がおわかりだろう。とにかく品のいいご婦人なのだ。
しばらくすると、お母さんがよく冷えたキリンビール大瓶600円と、お通しを持ってきてくれた。


ポテトサラダと、自家製らしい浅漬けのお新香。このふた品でビールを飲んでいると、餃子が焼きあがった。


形も焼き色も綺麗にそろった餃子は、標準サイズ6個で300円とこれまた安い。
中身は野菜多めの懐かしいタイプかと思いきや、ほんのりエビの風味がする
細かくすりおろしたエビか、エビ油を混ぜ込んでいるのかな。安価なのに、なかなか手の込んだ逸品ではないか。
ちょうどビールもなくなったので、ビールと一緒に餃子も、もう一皿お替りしてしまった。
デザートは、「カツカレー」600円にするつもりだったが、50円安い「チキンカツカレー」550円を選択。セコくてすまん。
ちなみに「カレーライス」と「ラーメン」は400円、「チャーハン」と「ソース焼きそば」が500円。どれも30年前の価格だ。
数分後、揚げたてのチキンカツに、福神漬けと生野菜が乗ったカレーが到着。


安いけど、量もたっぷりある。そして…サイドにはオマケもある!


レタスが添えられた冷奴と、乳酸菌飲料「ヨーク」も付いてくるのだ。
あと、冷水と一緒にコップに入っているスプーンも、なんだか懐かしくていいよね。
餃子とビールで少々満腹だったが、スパイシーなカレーとサクサクのカツが美味しくて、ズンズンと食べ進み完食。
もちろん、ヨーク(リンゴ風味だった)もちゃんと飲んだよ。
すっかり満足したところで御会計をお願いしたところ、やはりお通しは無料で、消費税も内税。
さらに、お母さんが「よかったらお持ち帰りください」と、写真の割引券を渡してくれた。


「よかったら」どころか、喜んで持ち帰るよ。「どうもごちそうさまでした」と告げると、
「またいらしてくださいね」というお母さんの声に、厨房のおじちゃんからの「ありあとござんしたー」の声が重なった。
実にイイ店だったので、今後も通うことに決定
なお、50円割引券に「3日・13日・23日使用不可」とあるのは、こちらのお店は、毎月3が付く日は、
餃子が一人前100円になるのだ。太っ腹すぎる!
そもそもこちらのお店を知ったのも、いつだったかの3の付く日に、長い行列を発見したからだったりする。
ドケチの私だが、並ぶのはイヤだし、あの餃子を100円で食べるのは申し訳ないので、いまだ3の日に入店したことはない。

その後は、お店の夏休みなどもあり、なかなか再訪がかなわなかったが、先日久々に晩餐に出かけた。
前回同様、近所の御老人たちの団体が、早い時間から飲みに来ていた。
会話を盗み聞きすると、どうやら皆さん80歳以上らしい。私もその年齢まで、昼酒を楽しめたらいいな。
今回もやはり、餃子とキリンビールを注文。この日のお通しはもつ煮込みだった。


ラーメンスープを使用しているようで、めちゃくちゃウマイ。レギュラーメニューにしてほしいくらいだ。
この日のデザートは「カツ丼」800円にするつもりだったが、壁に貼ってあるメニューに、
「ミニカツ丼とラーメン700円」と、「カツ丼 半ラーメン630円」などの激安セットを発見!
先述のとおりドケチの私は、一番安いカツ丼&半ラーメンを選択した。
出てきたのがこちら。おおっ、今回も冷奴とヨークが付いてくるのか。


ラーメンの丼は普通サイズだったが、中身の麺は半分だった。


薄口の醤油スープ、甘いメンマ、ややパサついたチャーシュー…これぞ昔のラーメンだ。
カツ丼も、薄いカツが4切れほどと、やや少なめ。さすがに、800円のカツ丼より、量や質を下げているのかな。
最後にヨークを飲み干し、ごちそうさまでした。
御会計時、お母さんが例の割引券をくれようとするので、「あっ、持ってるからいいです」と辞退したら、
「お持ちでしたら50円引きますね」とお釣りを50円多く渡してくれて、「お持ちの券も、また使ってください」だって。
ただでさえ安いから使う気はなかったのだが…このままでは永久に50円引きにしてもらえるようだ。
安い、ウマい、各種サービスがあり、お母さんの応対もよく…心温まる国宝級の良店だね。
おじちゃん、お母さん、これからも末永くお店を続けてくださいね。

花小金井駅付近は、いわゆるラーメン専門店はなく(しいていえばメンデザインだが、ここもラーメンは置いてない)、
※追記 メンデザイン、2022年からラーメン始めました
代わりに、麺類だけでなくチャーハンや餃子などの一品料理も提供する、中華食堂が数軒存在する。
錦乃のすぐ近くにも、『しまむら』という名前の中華屋さんがある。
写真は、お通しのかっぱえびせん(笑)と「肉野菜炒め」500円に、「ギョウザ」350円。
  ※クリックで大きくなる

こちらも、内装・外観ともに昭和のレストラン風で、なかなか居心地の良い店だった。
花小金井、街中華ファンならば、一度は訪れるべきでしょ。



錦乃(にしきの)
小平市花小金井1-12-2
西武線花小金井駅北口から徒歩約90秒
営業時間 11時~22時
定休日 金曜
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