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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

梅雨の合間に、春季都大会決勝戦 -日大三高野球部2021-

2021年06月22日 | 高校野球
東京では3度目となる、緊急事態宣言発令により延期となった、高校野球春季都大会決勝戦。
決勝に進出した日大三と関東一は、東京代表として、今年は山梨県で開催される、春季関東大会に出場。
くじ引きで東京1位代表となった、三高の初戦の相手は、神奈川2位の桐光学園。
球場は富士北麓公園野球場。背景に富士山を拝める、日本一風光明媚と噂される球場である。

(C)Sports Camp Guide Yamanashi JAPAN

当然、生観戦の予定を立て、朝早く起きて、電車やタクシーで球場に駆けつける予定だったのだが、
直前になって無観客開催になってしまった。試合後に立ち寄る、吉田うどんのお店まで調べていたのに…。
なお、5月15日に行われた、試合結果は以下のとおり。
春季関東大会 2回戦 富士北麓公園野球場 
対桐光学園(神奈川)
桐光000503500→13
三高001222011→9


神奈川の強豪相手に、15安打で9得点。都大会では出なかったホームランも、林と齋藤が1本ずつ打ったらしい。
貧打呼ばわりされていた、攻撃陣の躍進は喜ばしいが、13点も取られちゃ勝てねえよな。
エース宇山ら投手陣の乱調だけでなく、手痛いエラーもあった様子。

初戦敗退は不本意だが、関東大会は5日間で4~5戦やらされるハードな日程なので、
選手にケガや疲労がないまま、東京に帰ってこられるのはよかった…
と安心した直後、三高野球部からコロナ陽性者が出たことが発覚。
ただし、陽性者はひとりだけで、周囲は全員陰性。当事者も軽症だったのは不幸中の幸い。
5月20日から6月4日(3日説もあり)まで約2週間、対外試合だけでなく練習自体も中止となり、
28日に神宮球場で予定されていた都大会決勝も、6月21日・府中球場に再延期となった。
相手に申しわけないので、もう三高の棄権=関東一の優勝でいいよ、と個人的には思ったが、
あくまで東京都高野連は決勝戦の実施、しかも有観客での開催に執着。
球児ファーストなのか、入場料金で儲けたいのかは微妙であるが。

初戦敗退の三高に対し、関東一は関東大会で準優勝とのこと。スゴいね。
そもそも、昨秋だか今春に行なった練習試合では、完封負けしたと聞いた。
公式戦でリベンジしたいところだったが、思いっきり返り討ちに遭ってしまった。まずは結果から。
春季東京都大会 決勝 府中市民球場
日大三0-5関東一



Rが0でHは2。要するに2安打完封負けである。昨秋の都大会決勝、対東海大菅生戦でも2安打1得点だったのに。
夏大会の開幕を控えた段階での惨敗に、観戦していた私もかなりのショックを受けた。
ここで順序が逆であるが、この日のスタメンを掲載。


2ヶ月前は3番を打っていた2年生の富塚に代わり、3年生の土屋がレフトで5番。
そして、背番号7の主将山岡はファーストで、背番号3の林がベンチスタート。
ただし山岡はこの日も、4番打者なのに7回表に代打を出された。いまだにスタメンが確定していないのか。
両チームともエースが先発。どちらも四球はなし。死球は宇山が2個ぶつけてしまった。
関東一の市川は、府中球場のスピード表示によると、私の見落としがない限り(以下同)、
この日の最高球速は140kmで、常時134~6km。球速以上にスピードが出ているように見えた。
140kmは3度記録したが、そのうち1球が9回二死。最後まで球威が衰えず…というか、気分よく投げさせてしまった。
一方、日大三の宇山はMAX133km(4回の1球のみ)で、常時124~6km。残念ながら、速度と同等の球威であった。
変化球でも空振りを奪えず、直球もイマイチでは、関東一には通用しない。
6回被安打9の5失点で、奪三振はわずか2個。失策も2度あったが、初回以外は毎回走者を出す苦しいピッチング。
下位打線の8番打者と9番打者に、それぞれ2打点ずつ記録されたのも痛かった。
結局登板しなかったが、私の目の前で投球練習をしていた、背番号10の岡村の方が、いい球を投げていた気がする。

打線も相変わらずフライが多く工夫なし。星が第3打席で10球粘ったが、他の打者は淡泊だった。
ベンチの指示だろうが、ほとんどの選手がミート主体の途中で止めるスイングだったのも不満。
どうせフライアウトや三振で凡退するのなら、強打の三高らしく豪快に振り切ってほしいね。
とにかく、走攻守すべての面で完敗だったのは間違いない。心配なのが、心技体のダメージだ。

大人でさえ、コロナ禍による日々の抑制や政府の対応に、不満や苛立ちを隠せないのに、
人生経験の浅い球児たちが、昨年から何度も大会の中止や活動自粛に見舞われ、
今年も2週間とはいえ、自分たちだけ再び練習中止。そりゃあ、花の精鋭・三高健児とはいえ、
「やってらんねえや!」とやけっぱちな気分になるだろうよ。
また、アスリートが2週間の休みを取り戻すには、諸説あるけど、3倍の6週間を要するとか。
もちろん、部員たちは各自で、素振りや筋トレはやっているだろうから、「完全な休み」ではないが、
内野の連係プレイなどの練習は不足のはずだし、技術面、体力面は本来の調子ではなかったはず。
と、フォローもしてみたが、昨日の決勝戦は、繰り返しになるが完敗だった。

※試合後の両チーム整列

さっきの「やってらんねえや!」は当然私の推測だが、昨日の結果を受け、
「ちくしょう、もうやるしかねえぞ!」と切り替え、一致団結して西東京大会に臨んでくれるのを願うばかりだ。

なお、その西東京大会であるが、クジ引きが19日に行われ、本日22日、使用球場と試合開始時間が決定。
第一シードの日大三は3回戦から登場。準々決勝までの4試合はすべて八王子球場で、
準決勝と決勝は、今年は神宮球場ではなく、東京ドームで行われる。
昨秋と今春の都大会は、日大三、東海大菅生、関東一、二松学舎と、ベスト4の顔ぶれは一緒だった。
この4校が、夏の東西都大会の軸となるのは間違いないが、この中でやや見劣るのは…三高だろう。
二松学舎には2連勝したが、失礼だけどあれは、向こうの采配ミスで、実力は二松学舎の方が上だと思う。
どちらの大会も準優勝とはいえ、秋大会では都立小山台に1-0、都立小岩にも5-0と、都立校に苦戦。
春の日大鶴ヶ丘戦でも、スコアこそ4-2だが、フライアウト20個という珍記録を作った。
21世紀以降、夏大会は格下に不覚を取らない(秋大会はしょっちゅう)三高だが、今年はどうかね。
ただ、ベスト8で当たりそうな第4シードの創価までは、特に手強い相手は見当たらず。クジ運はよかった模様。
初戦は7月15日10時から、相手は大東学園と明学東村山の勝者。
ここで、たぶんどの媒体でも発表されていない、明学東村山野球部の情報を。
昨年の11月、昭島球場にて、明学東村山は安田学園と練習試合を行い、9回表まで0-0の好試合!


昭島の『大山家』で食事したあと、徒歩で立川へ帰る途中、たまたま両校が試合しているのに気づいたのだ。
わかりづらいが、先攻が安田学園、高校が明学東村山。時刻は20時頃で、気温は低かった。
明学はともかく、夜遅い時間に昭島から学校のある両国方面、東京の西から東に帰る安田側は大変だね。
ほんの10秒ほど、球場外から眺めた程度なので、試合内容は不明であるが、東東京ではそこそこ強豪の安田学園と、
0-0の接戦を演じた明学東村山って、意外と侮れない相手なのでは?
9-9とかの乱打戦でなく、ロースコアの試合というのも、守備陣や投手陣の安定を示しており不気味だ。
なお、くどいけど試合を観たのはほんの数秒で、距離もあるので選手たちの顔も判別できなかったし、
「明学東村山-安田学園OB・定例交流戦」のような、おっさん同士の草野球だったらゴメン。
いずれにしても、我が母校野球部には、油断せず一戦一戦、確実に勝ち抜いてもらいたい。

昨日の試合後は、球場近くのなつかし系ラーメンチェーン『どさん娘』府中寿町店に初入店。
ちょうどアルコール提供が解禁となったので、軽くヤケ酒をあおったのち(苦笑)、シメのお食事を。
注文したのは、ラーメンにミニカレーとサラダとお新香がつく「ヤングマンセット」850円。


飲んだあとなので、正直お腹がキツかったが、西城秀樹さんのファンゆえ、つい頼んでしまった(?)。
こちらのお店については、後日改めて紹介する。 ※しました→こちらをクリック

ヤングマンといえば、全国の高校球児たち。夏の栄光を目指し、さあ立ち上がれ!
どの都道府県の大会も無事に行われることと、すべての球児たちの奮闘を願い、今回の結びとしよう。
なお、毎年書いているように、日大三と対戦するチームは、あんまり奮闘しなくていいからな(笑)。
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2 コメント

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Unknown (ふぁん)
2021-06-23 18:44:46
お疲れ様です。
いつもブログ拝見しています。

いやーまさか2安打完封されるとは思ってもなかったです。
プロ注の市川投手から何点か取れば、夏は自信持っていけると思いましたが……
選抜落選の時に選考委員から貧打貧打貧打って言われたのに、打線奮起ならずですね。
なんか悔しさより虚しさを感じています。

あと山岡キャプテンが途中交代になった時はやはりショックを受けました。
打てなかったとはいえ、交代になるとチームの士気が落ちると思うんですよ。
明八戦と二松戦でキャプテンがヒット打った時の、ベンチの盛り上がりは凄かったですから……

甲子園行けなかったら、夏休みが暇になるんで、頑張ってほしいです。
返信する
Unknown (日が沈む~(略))
2021-06-24 01:49:38
ふぁん様
コメントありがとうございます。

確かに残念な敗戦でしたが、
課題が浮き彫りになったことと、危機感が増したこととで、
チームはいい方向に向かうのではと、私は考えております。
夏大会の開幕が楽しみです。
返信する

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