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新チームは秋大会ベスト4進出 -日大三高野球部2022-

2021年11月03日 | 高校野球
秋が東京準優勝、春も東京準優勝、夏が西東京ベスト4と、優勝と甲子園に縁がなかった、前年度の日大三。
2022年度チームの主将はセカンドの寒川。夏の大会、2戦目で途中出場したらしいが、申しわけないが覚えていない。
前年からのスタメンレギュラーは富塚のみと、公式戦の経験が少ない新チームは、苦戦が予想された。
それでも、9月に行われた秋季都大会のブロック予選は、難なく突破。
試合は三高グラウンドで行われ、昨年に続き観戦禁止だったため、スコアしかわからない。

ブロック予選 1回戦 日大三15-0都立両国 ※5回コールド
昨年の30-0に続き、今年も新チーム公式戦初戦は圧勝。
ブロック予選 決勝 日大三27-0豊島学院 ※5回コールド
ホームランが3本出るなど、毎回得点で楽勝だった模様。

2試合で42得点。とはいえ、この結果で「伝統の強打復活!」と喜ぶほど、私もアホではない。
相手に恵まれたのだろうし、強豪校の投手に通用しなくては意味がない。
それでも、私が知らない選手の中に、掘り出し物がいるかもしれない…と、
期待と不安が入り混じる中迎えた、秋季都大会本戦。ここからは有観客開催となる。

三高の初戦の相手は立志舎。「♪どこま~でも、どこま~でも」のCMに関係ある学校らしい。
試合が行われるのは、いつもの八王子市民球場。開始前のノックで選手の動きを確認。


さすがは三高、今年の選手もみんなガッチリ体型。よくメシを喰い、よく練習しているのだろう。
肝心の試合の方は、相手の変則左腕投手に戸惑いヒット7本。それでも8点を奪い、継投で完封。
秋季東京都大会1回戦 日大三8-0立志舎 ※7回コールド


ここ数年と同様、打線はイマイチであったが、とりあえず、秋大会3戦の合計が50-0とキリがいい。
なお、守備の際は内野陣が盛んに声を出し、盛り上げていたのは好感。ヘタならば、声くらい出さなきゃな。

2回戦は多摩一本杉球場で、相手は駿台学園。多摩センター駅から『ピューロランド』の前を通って球場へ向かう。


小雨が降っていたため、試合前のグラウンドノックは中止となり、ベンチ前で軽いノックのみ。


打線はこの日も、相手の緩い球にタイミングが合わず凡打を重ねる。
8回裏に4点を加え、なんとかコールドで勝ったが、もっと早く終わらせるべき相手である。
秋季東京都大会2回戦 日大三9-2駿台学園 ※8回コールド


試合内容よりムカついたのが、この日、我々が観ている席のすぐ後ろにいた高野連の関係者。
客は静かに観戦しているのに、こいつはマスクをはずし「くわーっ、ぺっ!」と何度もチリ紙にタンを吐いてやがんの。
ジジイだからノドが絡むのは仕方ないけど、こんな不衛生な行為は、今の時勢に関係なく許せないし不愉快だよ。
我々が「便所でやれよ!」などと注意したら、謝るどころかムッとした表情でニラんできやがるし。
どうせ普段から威張り散らしていて、他人に頭を下げることができないんだろうな。老害め!

東京都高野連の悪事(?)は他にもあり、そのひとつが審判の疑惑の判定だ。
観客が判官びいきで、三高と戦う都立校を応援するのはわかるが、審判の中にもそういうヤツがいたりする。
そして、3回戦の八王子戦の球審こそ、以前から三高に厳しい判定をすると評判の男であった。
私と違い、常連観戦者は毎試合、球審・塁審の名前も控えており、彼らがそう言うのだから信用できる。
試合が始まると、確かに八王子投手のきわどい球はストライクになり、三高投手のはボールにされている。
ただでさえ打てないのに、球審まで敵に回してはしんどい。6回終了時で三高は1-0とリードも、ヒットはわずか1本。
八王子はここまで、継投で勝ち上がっており、この日もやはり、5回途中で2番手、7回途中で3番手に交代。
そのたびに、投手がセンター、センターがライト、ライトがレフトなどと、数名の守備位置も代わるのだが、
何度も選手交代を告げられ、審判も「メンドくせえ」と立腹したのか(笑)、八王子びいきの判定が徐々に減ってきた。
結局、7回に四球絡みで5点を奪い(ヒットは1本だけ)、最終回にも1点を追加。守ってはエース矢後が完封。
秋季東京都大会3回戦 日大三7-0八王子 (八王子球場)


7点取ったがヒットはわずか4本。初戦、2戦目は軟投に苦しみ、この日は速球に苦しむ。どんな球なら打てるんだよ!? 
しかも、次の準々決勝の相手は、昨秋決勝で完敗し、今年も優勝候補筆頭(らしい)の東海大菅生なのである。

昨年のメンバーが多く残り、ボロ負けも噂された一戦だったが…三高は初回、矢後が三者凡退に抑えたその裏、
先頭の大川がいきなりホームラン! その後も見どころが多数あったので、以下で羅列していく。

3回表、単純なショートフライが落球で安打に。その後はパスボール、死球、悪送球、エラーで2失点。ナニやってんだ!
5回裏、二死無走者から藤巻のタイムリー二塁打で同点、さらに一、二塁から浅倉が逆転の三塁打!
この試合まで、打率1割台と不振だった浅倉の奮起で、いいムードになったところで前半終了。
6回表、四番小池のタイムリー二塁打で1点返す。その後の二死三塁のピンチで、三遊間への当たりを富岡がファインプレイ。
捕れまい、投げられまい、投げても悪送球か、そもそも間に合うまい…という4つの不安をすべて解消!
6回裏、菅生3-4三高となったところで、菅生は満を持してエース鈴木泰が登板。
しかしそのエースから、積極的な連打でチャンスを作り、スクイズ、押し出しで2点を奪いKO。 
なおも一死満塁のチャンスは、代わった三番手投手から富岡、浅倉が連続三振。菅生が流れを断ち切る…と思いきや、
7回裏、途中出場の村上がタイムリーを放ち追加点。7-3とリードを広げ、「三高強いじゃんか!」と喜んだ直後、
8回裏、サード富岡のエラーから一、二塁となり、五番酒井がスリーランを放ち、あっという間に1点差。
富岡、後ろに下がって打球をはじく、へっぴり腰のエラー。さっきのファインプレイはまぐれだったか。
8回裏、二死から富岡が汚名返上の二塁打、浅倉が安打で続くも、富岡がマヌケな走塁でアウトと、
すぐに「汚名挽回」(←誤用ではなくわざと)。この走塁死で、流れが菅生に傾く予感がした。
9回表、一死から安打、四球(この試合初)、安打で満塁に。ここで三番鈴木悠が右中間へ大きな当たり!
抜ければ走者一掃のピンチだったが、ライト藤巻が好捕。犠牲フライの1点で済ませたが、同点に追いつかれる。
しかも、中継した寒川の余計な本塁送球の間に、走者が全員進塁し、二死二、三塁に。
ここで、昨年から菅生の四番を任され、この日も三安打している強打者小池。
一塁が空いているため、「申告敬遠」で満塁策を選ぶと思いきや、小倉監督の指示は勝負
今夏の西東京準々決勝の創価戦では、たいしたことない打者(失礼)を敬遠していたのに、ここで勝負するとはねえ。
矢後が初球にストライクを投じたことに、我々観客だけでなく、打者の小池も驚いたのではないか。
動揺した(?)小池は、2球目を簡単に打ち上げ凡退。三高、絶体絶命のピンチを脱した!
9回裏、この日無安打の川崎が四球を選ぶと、逆に4打数4安打の金澤が送りバントを決めた。
ワイルドピッチで一死三塁とし、村上がタイムリーを放ち、サヨナラ勝ち!
秋季東京都大会準々決勝 日大三8-7東海大菅生 (八王子球場)

※菅生のH=ヒット数は12ではなく10が正しい

試合後の両チーム挨拶と、


ベスト8以降は恒例となった校歌演奏、


9回を投げ切り、クールダウンをする矢後と、ねぎらいの声をかける(?)小倉監督。


両チームの間を、試合の流れが行ったり来たりする展開だったが、最後に三高が勝利をつかむことに。
湿っていた打線が急に覚醒し、この日は長打6本を含む13安打。ただし、三振も15奪われている。よく8点取ったな。
中でも、4打数4安打で、普段はレフトなのに途中からショートも守った、金澤がこの日のヒーローだろうね。
無論、完投勝利を挙げた、エースの矢後もよく頑張った。被安打10の7失点だが、エラーが絡んだので自責点は4(たぶん)。
今大会の三高投手陣は、初戦に背番号19の安田が先発し5回を投げたが、残りは全部、矢後に頼っている。
小倉監督は今後も、矢後と心中するつもりなのだろうか。準決勝で、いきなり秘密兵器が先発! となったら面白いけどね。

以上、秋大会の4試合を生観戦して得られた、今年のチームの印象は、
○打線はまだアテにならない。今後、打順の変更(金澤が5番?)はありそう
○投手陣は当然、他にもいるのだが、矢後の孤軍奮闘が濃厚
○守備は例年どおりイマイチだが、たまに好プレイが飛び出すのが痛快
○盗塁やエンドランは少ないが、走塁レベルは低くない
○守備中も声が出ているし、チームのムードは近年ではいい方
菅生に勝ったことで、ムードはさらによくなりそうだが、過信に繋がりそうで心配でもある。
そう言いつつ私自身は、今年の秋は制したも同然と確信(過信?)しているが。

準決勝の相手は国学院久我山に決定。今夏に敗れた相手ゆえ、なんとしてもリベンジしなくては。
当日券も売るみたいだけど、念のためセブンイレブンで前売り券を買っちゃったよ。


1000円+手数料110円。110円取られるのがシャクだが、「チケットぴあ」で買うと手数料550円だって。暴利だなあ。
久我山の試合は、菅生戦のあとに行なわれた帝京戦を少し観ただけだが、結構ミスしてたね。
実際、久我山応援席の近くを通ったら、保護者と思われる女性客が、「これじゃ三高には勝てないわね」と嘆いでいたし(笑)。

決勝の相手は、二松学舎と関東一の勝者。個人的には、今春に完敗した関東一との対戦を希望。
残る二戦で、昨年チームのリベンジを果たし、都大会制覇&来春の選抜甲子園出場を果たしてほしいね。
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