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朝昼晩、時間を問わず飲んで喰って面白おかしく過ごす人生を歩みたいです。※旧名「日が沈む前に飲む酒はウマい」

「住みたい街」の懐かし系中華食堂 吉祥寺『のぶちゃん』

2019年12月05日 | 中華食堂
雑誌などでよく見かける「東京 住みたい街ランキング」。
リクルート社の不動産情報サイト『SUUMO』の2019年度調査によると、
東京都民が選ぶ「関東住みたい街(駅)ランキング」、第1位はやはり吉祥寺であった。
以下は恵比寿、目黒、新宿…と、人気のありそうな街や駅が続くが、
8位になんと、私の地元立川が入っていてビックリ! 「住みたくない街」の間違いではないのか?
立川がランクインした時点で、信用度に疑問符が付く(失礼)調査となったが、
吉祥寺がトップなのは、過去の実績からも、間違いないだろう。

私自身も、吉祥寺で働いていた時期もあり、この街の魅力は知っているつもりだ。
渋谷や新宿など都心へのアクセスがよく、商店街が充実していて買い物に困らず、井の頭公園など自然もある。
飲食店も、ナウなヤングが喜びそうな、オッシャレ~な料理を出すお店が多い。
ただし、上記のお店は、小馬鹿にしたような表現でもおわかりだろうが、私自身は苦手。
料理や内装など、とにかく見た目重視で、やたらと値が張る店を、駅周辺ではよく見かける。
マスコミやバカな女(←やや偏見)には受けがいいのだろうが、中身がともなってない気がするんだけど。

なので、私が自信を持っておススメできる=過去に拙ブログで紹介した吉祥寺のお店は、
『うどん白石』と、同じくうどん店『イチカバチカ』のみ。イチカバチカ吉祥寺店は閉店してしまったが。
    
※写真左から、うどん白石の「ざるうどん」、スタミナうどん=「スタどん」、「うカロニサラダ+味玉」

私が好きな、安くてウマくて、愛想のいい店員さんが働く食堂は、この街にはないのだろうか…
そんな私の嘆きを打ち消してくれたのが、中華食堂『のぶちゃん』


写真がヘタすぎてわかりづらいだろうが、正式名は『スタミナラーメン のぶちゃん』のようだ。
吉祥寺らしからぬ渋い外観のお店にもかかわらず、実は駅から(頑張れば)徒歩5分の、五日市街道沿いにある。
初めて入ったのが2年前だが、ラーメン400円、餃子250円、最高値のチャーシューメンでも700円と、
これまた吉祥寺らしからぬ安価であり、しかも、10月の増税後も値段は据え置き!
そんな、価格を抑えて頑張っているお店に対し、ある食べロガーが「社食と比べると割高」だと。
お前みたいなドケチのクソ野郎は、一生社食でメシ喰ってろ!
私がハンセン氏だったら(前々回の日記参照)こんなヤツ、ウエスタン・ラリアットで首を折ってやるのに…。
それにしても、どんなに投稿者の少ないお店(のぶちゃんは6件)でも、必ずバカが混ざっている、
食べロガーのレベルの低さには、あきれるしかないな。

閑話休題。ここからは、のぶちゃんで食べたメニューの紹介ね。
初訪時に、まず注文したのがビールと餃子に、八宝菜の単品。
ビールは中びんで450円。無料のお通しとして、柿ピーかザーサイかキュウリの漬物から1品選択できる。

※キュウリにしてみた

こちらが「餃子」。均等な焼き色を見ただけで、間違いないのがわかる。


食べたらやっぱり期待どおり、野菜多めのしゃっきりタイプ。これで250円は破格だ。
続いて登場したのが「八宝菜」の単品550円。定食だと680円だ。


具だくさんの食材をタレで炒めてあり、一般的な八宝菜と違いトロみはないが、これはこれでおいしいね。
飲んで食べて満腹になったので、そろそろシメを。この日は「油そば」500円を選んでみた。


同じ武蔵野市には、油そばの元祖とされる『珍珍亭』(最寄り駅は武蔵境)があるが、
あちらよりも麺が細く、ナルトではなくカマボコを使っており、タレの味もそんなに濃くはない。
飲んだあとのシメには、ちょうどいい塩梅だった気がする。
あと、これまでの料理にもあったけど、食器の「のぶちゃん」の文字がいいね! 昔は出前をやっていたのかな。
食後は、私が尊敬するグルメ王のサイン色紙があったので、撮影させてもらった。

※現在は、隣に別人のサイン色紙も飾ってある

石塚さんがおっしゃるとおり「まいうー」だったので、今後も通おうと決意し、お店を出た。

再訪時は、別の店で飲んだ帰りだったので、アルコールはやめてお食事だけ。
注文したのは、石塚さんが色紙で絶賛していたラーメン+チャーハン。ただし、チャーハンは半分にしておいた。


醤油味の「ラーメン」は400円。増税後もこの価格を維持しているのは先述の通り。


こちらの「半チャーハン」は300円。全チャーハン(そんな言葉はないが)だと500円だ。


ラーメンは見た目に反し、想像以上にコクがある…というか、実にウマい!
しょっぱすぎず、もちろん薄くはなく、絶妙な旨味のスープと、細い麺がマッチしている。
こういう「昔懐かしいタイプ」の醤油ラーメンでは、閉店した新宿思い出横丁の『若月』が好きだったが、

若月の「手打ちしょうゆラーメン」

現存するお店では、のぶちゃんのラーメンが、味・値段ともに最高評価だ。
さすがは、住みたい街ナンバー1・吉祥寺のお店だね(←関係ないだろ)。
ラーメンの味が薄く、その分チャーハンの味つけが妙に濃い店はよくあるけれど、
ここは反対に、チャーハンは塩分控えめだったので、バランスがいいかもしれない。

それから数日後、今度はビールとホイコーローの単品550円をオーダー。


お店の表記は「回鍋」なのだが、もちろん肉は入っている。たっぷりのキャベツとネギ少々が、
甘じょっぱいタレと絡み、酒がすすんで困る。途中でウーロンハイ300円にチェンジ。
シメには「カレーライス」500円を選択。中華屋さんのカレー、意外と好きなんだよね。


カレーにはラーメンのスープも使用しているのかな? 業務用ではない旨味があった。

最後に紹介するのは、最近訪問したときに食べた、お店の屋号にもなっている「スタミナラーメン」530円。


ニラ、モヤシ、人参、豚コマにニンニクも少々。スープはピリ辛のラーメンだった。
あと、箸置きがいつもと違い、お魚さんだった。スタミナラーメン仕様? 違うか。


スープはやや薄口な印象だが、野菜不足で塩分過多かつ高血圧の私には、ちょうどいいかもしれない。
といいつつ、スープを全部飲み干しちゃったけど

以前は、深夜0時過ぎまで営業していたのぶちゃんは、最近は22時には閉店するようになった。
スタミナラーメンを食べた日は、たまたまかもしれないが、いつもの女将さん(彼女の名がのぶちゃん)は不在で、
若い男性ふたりで営業していた。バイトには見えなかったが、息子さんなのかな?
今では吉祥寺では貴重となった、安ウマ中華食堂であるのぶちゃんさんには、
無理せずのんびり、末永く営業してくださることを願ってやまない。



スタミナラーメン のぶちゃん
東京都武蔵野市吉祥寺東町1-18-18
JR吉祥寺駅東口(アトレ側)からなら徒歩約5分
営業時間 12時~22時
定休日 水曜
※定休日は、文末の若い男性に聞きました
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