児玉真の徒然

峠にたつとき
すぎ来しみちはなつかしく
ひらけくるみちはたのしい
(真壁仁 峠)

ポール・メイエと吉野直子さんの音楽

2011年10月21日 | 各地にて
先週16日に、フランスのクラリネットの名手ポール・メイエとハープの吉野直子さんのコンサートが尾道市の瀬戸田ベルカントホールであって、一年ぶりにゆったりとした時間が過ごせた。メイエとはカルミナカルテットと1997年だったかに一緒の旅をして以来の仕事でのつきあい。カルミナカルテットの強い推薦で実現したのだけれど、今回久しぶりに聞いて「やっぱりすごい!」と舌を巻いた。二人とも初めての共演で、あそこまでの音楽を作ってしまうのだから確かにすごいのだけれど、ハープの音色.音量に合わせて吹き出すメイエの音の柔らかさがとっても印象的。高い方がきつくならず、低い方も全くがさつにならずにあそこまでピアニッシモを出すところをみてしまうと、恐れ入るしかないかもしれない。
とくに、サンサーンスのクラリネットソナタをハープとやるというこのアイデアはどちらのものかわからないけれど本当にすばらしかった。ハープとの方があうかもしれない、と思わせる位の演奏。誰か他のところでもやってみないかな・・・。(写真はリハーサル)

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