相模原市南区下溝に四季の花が絶えない広大な「県立相模原公園」はある。今当園では華やかに咲き誇っていた「チューリップ」や「ネモフィラ」が終焉の時を迎え代わって水無月園へ通じる入口の花壇の一画では一見コスモスかと見間違いそうな可憐な花の「アグロステンマ」が数百本開花している。「アグロステンマ」はナデシコ科ムギセンノウ属の一年草花である。和名は「ムギセンノウ」(麦仙翁)と呼ばれる。正しくは「アグロステンマ・ギタゴ」。花名はギリシャ語のagros(畑、野原)とstemma(王冠、花冠)で、畑に生える花を大輪の花の冠に見立てて名づけられた。花丈は1mほどまっすぐ伸びた細い伸びた茎先に柔らかな「うぶ毛」で覆われた緑の葉に花弁に放射状の線が入り中心が白い5弁の大きな紫ピンクの花を咲かせる希少な花である。(2105)




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