今月も早いもので中旬へ突入、各地から紅葉の美しい映像が中継される頻度が増してきた。相模太夫の住まいから近い紅葉の名所と言えば箱根、鎌倉、「大山」である。日光のいろは坂、華厳の滝、龍頭の滝の紅葉は絶頂~ピークを迎えておりあと一週間かと思われる。今や海外からも美しい幻想的な日本の紅葉を見たいと訪れるほど人気が高い。今日は大山が紅葉し始めの報せに小田急のフリーパスを使って伊勢原からバスに乗り大山を目指した。色づき始めた山々の紅葉が視界に入ってきた。大山に近づくにつれ上空には霧がかかりはじめ雲天というあいにくの天気であった。大山ケーブルバス停に到着。ここから土産店や豆腐料理店、喫茶・旅館が20件近く建ち並ぶ間に敷かれた362段の石段の勾配が堪える「こま参道」を歩むこと15分、大山ケーブル駅に。大勢の人が列をなす10分ほど待ちケーブルカーに乗り込む空中散歩。次第に眼下の木々はうっすらと紅葉し始めた景色が美しい。伊勢原市、秦野市、厚木市の境界にある大山は標高1250m、阿夫利神社辺りは700mとなる。「阿夫利神社」の石段前両サイドで少しずつ紅葉が始まっているが「大山寺」の石段参道はまだ緑々している。見頃は11月中旬~下旬。 カエデ、モミジ、サクラなどが色づき始める。なぜこうするのか?秋になると樹々は冬支度を始める。低気温になると光合成などの反応速度が遅くなり、また昼の時間が短く、太陽の光も弱く生産できる養分=クロロフィルが減少する。使えるエネルギー量も減少するために樹木は冬の前に消費エネルギーの少ない状態となり葉の働きを徐々に止めていくのです。この変化を「葉の老化」なのである。来年の為に命火を燃やしている現象なのかもしれない。(2311)







※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます