ドレスデンで最も印象に残る場所のひとつが「君主の行列」である。ドレスデン城(王宮)の東側のアウグスト通り沿いのやや狭い道路に建つ壁面で、高さ8m、長さ102mに及ぶ壁画である。中世の時代「馬上槍試合」が行われ王侯貴族が騎士の馬上試合を観戦した。その後この建物は画廊を経て、ザクセン王ヨハンが歴史・武器博物室とした際、その外装を飾っていたのが「君主の行列」で、1000年に及ぶ歴史を持つヴィッテン家出の大公、選帝侯、王達35人の馬上の姿総勢93名が描かれている。当初は漆喰の上に絵の具を塗り重ね、削るという作業を繰り返すズグラッフィートという手法で描かれいたが、1906年にマイセン磁器タイル25000枚に転写された。もうすでに100年の歴史を刻んでいるがなんとも美しい。(1401)






















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