中目黒の鎮守「中目黒八幡神社」

目黒区中目黒の中目黒の住宅街の一画に江戸時代中目黒村の総鎮守とされ「中目黒の八幡さま」として崇められている「中目黒八幡神社」は鎮座している。創建年代不詳である。文政8年(1825)の新編武蔵風土記に「中目黒鎮守八幡宮」とあり江戸初期と推察される。古老によると名主達が輪番で御神体をご奉祭したと言われている。神仏習合の時代、当神社は上目黒にある「寿福寺」が管理していたが寺が全焼し古い資料が焼失している。当時の村指出銘細帳には宝歴13年(1763)と弘化2年(1845)に「上目黒村別当寿福寺の末に上目黒村鎮守八幡宮」の記載がある。御祭神は應神天皇・誉田別命、天照大神。社域は広く「鳥居」を抜けると緑の樹木に境内にはお水取り、さざれ石があり、正面に「社殿」、その前に江戸時代の手水舎と「神楽殿」がある。境内社として三峯神社がある。(2303)