狛江市元和泉、狛江駅北口に緑豊かな環境が維持されて季節感が溢れ、多くの市民に親しまれている「狛江弁財天池特別緑地保全地区」がある。狛江駅北口の「緑地」と「弁財天池」、「泉龍寺境内」が昭和62年に東京都から特別緑地保全地区に指定された緑地帯である。緑地と指定されているだけに地内にはヒマラヤスギ、スダジイ、シラカシなど80種類の樹木が300本以上植えられている。これに加えてモウソウチクが約120本生えている。また地区内にある市史跡の弁財天池は「江戸名所図会」には本地区の「和泉」という地名の由来となった池で奈良時代、全国的な干ばつの際、良弁僧都が雨乞いをしたところ泉が湧き出し「霊泉」として信仰を集めていた。また池の中島に良弁作といわれる蛇形の弁天像が置かれた。かつては川を遡上した魚やサワガニやイモリ、モエビ、ハヤ、アユ、ウナギなど生息していた。また、夏にはホタルを見ることができたようである。更にヒヨドリ、メジロ、カワセミなどの野鳥もいたという。下流の水田の灌漑用水に利用の跡や、旧石器時代の遺跡、縄文時代の住居跡も発見されており、原始人や古代人もこの弁財天池の湧水を使っていたようである。ここは柵で囲われてた保全・回復ゾーンは通常は立ち入り禁止となっているが、毎月第2日曜日に開放される。(1808)












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