相模原市南区新戸のJR相模線「相武台下駅」の近くに新戸村時代の鎮守であった「白山姫神社」は鎮座している。かつて「白山大権現」と呼ばれていた当社の創建年代は不詳であるが、享保8年(1723)の棟札が残されており、新戸村の鎮守として勧請されたと考えられ、当地にあった関東総奉行内藤清成の「陣屋」に祀られたか或いは陣屋廃絶後に祀られたかのどちらかと推定される。その証として「陣屋稲荷」という小さな稲荷社が境内にある。祭神は伊佐那岐命、伊佐那美命、菊理比売命である。石段を上ると「鳥居」があり、正面に「拝殿」がある。境内には御神木の大きな「ケヤキ」と「トチ」の木が聳え立っている。当社の向かい側の「万年山長松寺」がある。そしてここには新戸・磯部・当麻・大島などの各村々を支配するために設けた「屋敷」があったとされる。(2101)
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