相模太夫の旅録=Tabi Log

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「東の高野山」と呼ばれている「星宿山王禅寺」

2014-09-18 18:05:46 | 寺院
川崎市麻生区に「東の高野山」とも呼ばれている真言宗豊山派の寺院「星宿山蓮華蔵院王禅寺」はある。この寺院付近一帯の地名にもなっている。寺紋は三つ葉葵。創建(伝)は天平宝字元年(757)、本尊は聖観世音菩薩である。当寺は旧小机領三十三観音霊場22番札所である。また日本最古の甘柿の品種と言われている「禅寺丸」が発見された寺として有名。境内にはその原木が残っており「かながわの名木100選」に選ばれている。樹高6m、胸高周囲0.5~2.0m 樹齢約450年(伝)。駅名にもなっている「柿生」という地名はこの「禅寺丸」にちなんで付けられたものと言われている。当寺には「王禅寺に憩う」を執筆している北原白秋をはじめ、多くの文人が訪れている名刹である。里山の自然が残る「王禅寺ふるさと公園」脇の参道は正門と山門をつないでいる。石段を上りゆくと重厚な構えをした「仁王門」(山門)が建っている。それを潜るともうそこは「王禅寺」の寺域が広がる。境内には山門前に王禅寺の寺名を刻んだ石柱、石段を上ると樹木に囲まれ静かな佇まいを感じさせる「観音堂」、そして威風堂々とした「本堂」、その脇に「寺務所」、「禅寺丸像」、手入れされた庭には数々の「石碑」、「禅寺丸」の原木、「薬師如来堂」、「六地蔵」がある。さすが「関東の高野山」と呼ばれただけの格式の高さが感じられる寺院であった。(1409)


















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