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相模太夫の旅録=Tabi Log

☆ 旅は一枚の写真から始まる!!

☆ 旅先での四季彩々一期一会の被写体を瞬撮!!

時宗総本山「遊行寺」に「 歴代上人御廟所」がある!!

2021-10-01 14:06:03 | 墓所・廟所
時宗は鎌倉末期から室町時代にかけて「踊り念仏」の熱狂の渦を巻き起こした浄土宗から枝分かれした一派で開祖は「一遍上人」である。人の善悪や外見、信心の有無に関らず、ただ「南無阿弥陀仏」という念仏を唱えることで極楽浄土へと旅立てるという新仏教を説いた。呑海上人が藤沢の地に遊行寺を開き時宗総本山となった。「遊行寺」本堂の背後に「歴代上人御廟所」はある。中央正面に「開山塔」、左右に歴代上人の墓塔が整然と並んでおり近寄ってみるとどこか重々しい空気が流れているが偉観そのものである。ただ遊行の旅先で入寂した託何、白木、尊観、暉幽、知蓮、意楽、称愚、不外、仏天、空達、真寂、遍円、体光、有三、同念、満悟、法爾、朴本、独朗、尊真、尊通、尊証、賦国、一空、傾心、一道、一念、尊光、一教の31人の上人はそれぞれの地に埋葬されており、分骨によって本御廟所に埋葬されている上人もいる。開祖の「一遍上人」の御廟所は神戸市「真光寺」、遊行二祖「真教上人」、遊行三祖「智得上人」は相模原市当麻の「無量光寺」の御廟所に埋葬されている。(2109)
 
 
 
 
 





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高幡不動尊と呼ばれている「高幡山金剛寺」

2021-10-01 08:08:23 | 寺院
日野市高幡に関東三不動の一つで「高幡不動尊」「高幡のお不動さん」と呼ばれている真言宗智山派別格本山の古刹「高幡山金剛寺」はある。創建は平安時代初期の大宝年間(710)。本尊は不動明王である。慈覚大師円仁が清和天皇の勅願によって当地を東関鎮護と定め山中に「不動堂」を建立、「不動明王」を安置したのが興りである。駅前商店街を参道が続き信号先に重厚な「仁王門」(楼門=重要文化財)が構えられている。その右正面に「不動堂」、その背後に「奥殿」(寺宝殿)、左には当寺で最も高い朱色の「五重塔」(45m)が聳え、塔の周りには「聖天堂」、「大師堂」、「虚空蔵院」、「弁天堂」が建ち並ぶ。境内奥には高幡山の総本堂「大日堂」(鳴り龍)が佇んでいる。四季の道を上がっていくと鐘楼があり四季の花々で彩られる多くの人に親しまれている。古刹と称され歴史的価値を有する数々の堂宇(伽藍)は見応え十分である。当寺は幕末の新撰組「近藤勇」と「土方歳三」の菩提寺であり、総門の先に土方歳三像と顕彰碑が建てられている。(2109)
 
 
 
 


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