港区赤坂に乃木希典将軍と夫人を祀る「乃木神社」はある。創建は大正12年(1923年)。地下鉄「乃木駅」側にある「一の鳥居」を潜ると3千坪ある寺域境内には中央正面に社殿(拝殿+幣殿+神明造り本殿)が構えられている。境内社、儀式殿、宝物殿、参集殿、乃木会館、社務所がある。一の鳥居左手には約920坪の敷地内に「旧乃木邸」の家屋と緑豊かな都会にいることを忘れさせてくれる「乃木公園」がある。門からすぐ前に3階建の建物が邸宅。地下の天井が直ちに1階の床板となり、1階の天井が2階の床板を兼ねている。右手に将軍は馬をこよなく愛したことから今も立派なレンガ造りの「厩」が残されている。往時の住まい暮らしぶりが窺える。また乃木邸の傍には「乃木大将と辻占い売りの少年像」、「乃木家祖霊塔」がある。日清・日露戦争を戦った陸軍大将乃木希典を祀る邸内園内はどこか重々しいくも凛とした清浄な空気が流れている。(1902)











