つれづれ読書日記

SENとLINN、二人で更新中の書評ブログです。小説、漫画、新書などの感想を独断と偏見でつれづれと書いていきます。

ネタは少年マンガ?

2007-02-15 18:44:17 | 木曜漫画劇場(紅組)
さて、立野シリーズも一段落の第807回は、

タイトル:CUTE×GUY(1~4巻:以下続刊)
著者:立野真琴
出版社:白泉社 花とゆめコミックス

であります。

鈴:キリ番でも特別編はしないって相変わらずだよなぁと思うLINNで~す。

扇:したくても、時間の余裕がないSENでーす。

鈴:そういえばそうだったな。
だが、第888回ってのは、やっぱなんかやりたいよなぁ。
第777回は思いっきりすっ飛ばしたから(笑)

扇:888回かぁ……。
666回なら、拷問部屋で決まりだったんだがな。

鈴:ぢゃぁ磔にされたキリストっぽいのがいて、そこで自分のNGを告白して水がぶっかけられるか、許されるかを試すんだな?

扇:そうそう、腕でマルかバツを作って……って、それはひょうきん族だ!

鈴:なんだ、「懺悔の部屋」の異名ではなかったのか……。
じゃぁ、付け髭つけて踊らされてる最中に金盥を落とされるところか?

扇:それはヒゲダンス。
まったく……拷問部屋と言ったらあれだ、その日一番ヤヴァイ発言をした女性を呼び出して、ピコピコハンマーで頭を――。

鈴:それは「恋のから騒ぎ」やっ!
まぁ、この番組、ほとんど見てないが……。

扇:俺もさほど視てない。
つーか、最近はGYAOばかりで、普通のテレビ殆ど視てないなぁ……。

鈴:私は半々かな。
まぁでも、HDDレコーダーなんてのがなかったら、たぶんGYAOばっかになりそうだけど。

扇:ウチにそんな文明の利器はないっ!
あったらあったで、撮っときたいものはあるけどね。
ともあれ、話を処刑部屋に戻すとしよう。

鈴:安いヤツでも買ったらば? 電子番組表は重宝するで~(笑)
で、あれ? 訪問部屋ではなかったか?

扇:あ~、確かにな。
新聞取ってないから、ありがたい話ではある。
で、誰が誰を訪問するための部屋なんだ、それは?

鈴:だろう?
おかげでいろいろと録画するのに苦労はせんし、いらんもんまで録画してしまうが(笑)
で、訪問って……やっぱり、たけちゃんマンの部屋にあみだばばあが訪問するための部屋ではないのか?
たまに水が降ってくるが。

扇:録画しても視る時間がねぇんだよ。
水が降ろうが槍が降ろうが俺の知ったことではないが……だから話を戻せっ!
888回に何をやるんだ?

鈴:それは致命的……。
しかし、888回って何やろう?
やっぱり、以前から話してたが、「つれづれ読書日記 ×評価の軌跡」とか?(笑)

扇:×の歴史か……数え切れんほど斬ったよなぁ――君が。
私はもちろん、○の方が多いけどぉ~。

鈴:ほほぅ……、誰だったかなぁ、粗悪品なんて単語を使ったのは……。
だが、各担当の評価で、○△×がどれくらいなのか、ってのは気にはならんでもない。
かなり、数えるのはイヤな数書いてるが……(爆)

扇:記憶にございません♪
まぁ、俺もさすがに落第なんて言葉は使えないがね。
888回でトータル出すのは面白そうだな。
君が何人の作家を地獄に送ったか、数えてみるのも一興だろうて。

鈴:どこの政治家やっ!
落第っつってもなぁ……どっかの誰かは問答無用で退学だった気がするけどなぁ。
しかし、地獄に送る云々はさておき、×特集はちょいとやってみたい気はするな。

扇:やったらやったで、また敵を増やしそうだけどな……。(爆)
んじゃ、いつものようにストーリー紹介をするかね。
親の薬の実験台にされてしまい、水をかぶると男の子に変身するというふざけた体質になってしまった女の子が、腕っ節だけが取り柄の男共をなぎ倒しつつ、ついでに彼らのハートまでゲットしてしまうという格闘ラブコメです。

鈴:どう見ても別の漫画やっ!!
ったく……。
では、ほんとうは、親父の薬の実験台(?)にされてしまい、「ときめくと」男になってしまうようになってしまった主人公高岡すみの、他にもおなじような性別が入れ替わってしまうキャラたちとのラブコメであります。

扇:……それ以外書きようがないな。
じゃ、じゃあCMいっとくか。


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鈴:では、キャラ紹介。
主人公兼ヒロインの高岡純。
父親の作った薬により、あるきっかけ(純の場合は「ときめき」)があると、性別が入れ替わってしまう難儀な体質を持ってしまった女子高生。
引っ込み思案な性格だが、変身後は無理して男らしく振る舞い、思い人の満に理想の男性と見られてしまうなど、受難の日々を送るかわいそうな子。
さらに、事情を知られてしまった保健室の養護教員には迫られるなど、満とのロマンスはそれなりに進展するものの、結局は女と男の二重生活に振り回される子である。

扇:ちなみに、変身後の名前は只野ジュン。切れ長の瞳を持つ美青年である。(笑)
では、ある意味ヒロインの須藤満。
立野定番の『女装が似合う美少年キャラ』で、ちっこくて可愛いというポジションにコンプレックスを感じており、男臭さ全開の只野ジュンに引っ付いて回る。(そういうとこがさらに可愛さを助長させているのだが……)
ただし、周囲の評価はともかく、本人自身は気が多く喧嘩っ早い、至って普通の少年であり、女顔でさえなければ特に問題なく生きていけるタイプだったりする。
もっとも……まったく抵抗無く女装ができ、しかもそれが似合っていて、純を悩殺してしまうというのは大いに問題がある気がしないでもない。(笑)

鈴:まぁ、女装すればヒロインだよなぁ(笑)
では、純の次に、別の理由で女になる薬を飲んだ西沢静。
純の場合は「ときめき」だったが、静の場合はシーフードを食べる、と言う結構変身に自由のきくキャラ。
もともとは、こんな身体にしてしまった連中に恨みを持って行動していたが、純のいる学校へ来たりして、純と接するうちに純に惚れてしまう、な~んて典型的なライバルキャラに成長する。
ちなみに、いままでの木劇で立野シリーズの例で行くなら、白髪(ベタなし)美形男性キャラなので、どんでん返しでこいつに転ぶ可能性もなきにしもあらず。
ただ、満くんも白髪なのでどうなるかは不明。

扇:ちなみに変身後の静に『持ちキャラの中で最も美しい女性』を持ってきているあたり、立野氏……ノリノリである。
では、もう一人変身キャラの穂積正男。唯一、自分の意思で自由に変身できるキャラ。
目付きが悪い、性格も荒い、おまけにガタイもいいと、絵に描いたようなバイオレス男……だったが、純の父親にもらった薬でフェミニンな少女に変身し、間違った意味で開眼(笑)した少年。
心底、変身後の自分に惚れ込んでいて、少女形態の時に着る服を買うために日夜バイトに精を出す。
純の正体も知っており、仲の良い女友達(?)として普通に付き合っている……それでいいのか?

鈴:いーんじゃねぇの?
だいたい、完全に自分の変身後の自分に酔ってるあたり、毒にも薬にもならないキャラだからねぇ。
では、ラスト、保健室の養護教員……なのか? と言う突っ込みはなしの京子先生。(名字不明)
純の変身後の只野ジュンに迫り、2巻では女王様ルックで学園祭に出演するなど、破天荒で自分の欲望に忠実な美人教師。
美人なわりに、生徒が寄ってくる描写がないのは、きっとこの性格のせいだと思う(笑)

扇:一部熱狂的なファンがいそうだけどな……。
ともあれ、変人ばかりが出てくる素敵なギャグマンガです。
学園恋愛物なのに、定番ネタのクリスマスやバレンタインを二巻で惜しげもなく使ってしまうあたり、勢いだけは凄いかも。
変身後の静は洒落抜きで美人だし、女版穂積はマジで可愛いので、かなりオススメ。(ん? 何か間違ってる?)
ではでは今日はこのへんで、さよーならー。

鈴:変人……まぁ、いちばん常識人のはずの静でさえ、変身するからなぁ。
しかし、だいたい変身後の女性になった連中って、だいたい立野、ノリノリだから純よりも綺麗なのは致し方あるまい。
ヒロイン的になんか変身後の男性連中に負けてるのが主人公としてどうかと思うが、ネタは少年マンガ、展開は少女マンガという、稀有というか、妙というか……まぁ、ラブコメとしてはバカすぎて楽しいので、けっこうオススメです。
と言うわけで、立野シリーズ3連荘は今回でお開きであります。
では、再見~



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