さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

 紅葉と柿輝いて山の家

2014-11-08 | 日記
 澄み切った秋の空が美しい


 ここは、ばばちゃん(家内)と一日おきに通っている町営温泉糸桜里の湯(しおりのゆ)の入口なんですけど通るたびに私は遠い日の昔の秋を懐かしむんです。その頃いっぱいの柿の実る家は豊かでした。渋を抜いた柿は箱に詰めて親戚や知人に送って、甘い柿をみんなで食べて、残った柿は皮をむいて細い縄につけて軒先につるして干し柿にしました。

 でも、今はこの豊かな柿はやがて自然に渋がぬける初冬の頃には椋鳥の群れの餌になるのが多いみたいなんです。秋の'日の美しい風景なんですけども私はなんかさみしい気がするんです。 私の生まれ育った奥会津にはみしらず柿なぞありません、だからいつももったいないなと私は思うんです。同じ生まれのばちゃんなどは通るたびに「あの柿一本を譲ってくれないかな」なぞと言うです。」ほんともったいないなと思うんです。