秋の日に私が独り、散策の道が静かです
遠い昔、20年ほど前のことですけどこの集落に愛犬エリーの大好きなワンちゃんがいました。ジロウという名のミックス犬でした。ご主人は銃猟を趣味になさっている方でしたけどとっても賢い猟犬でした。
そのワンちゃんは雄のワンちゃん、エリーは避妊手術は終わっていましたけど雌でした。ワンちゃんの恋は犬の心を狂わせます。1km近く離れたこの集落からジロウはリードをひいたまま一匹で度々エリーの所に訪ねて来ました。
ジロウを家に返すためにエリーとジロウの2頭を連れてこの集落に何度も訪れました。ご主人も奥様もとっても優しく気さくなかたで「まあまあ申し分けありません・・」といつも笑顔で迎えたくだっさって、いつの間にかワンちゃんを通して家族ぐるみのつきあいになりました。エリーがなくなって疎遠になりましたけど懐かしい思い出の道です。