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さんたろう日記

95歳、会津坂下町に住む「山太郎」さんたろうです。コンデジで楽しみながら残りの日々静かに生きようと思っています。

きれいなタンポポが春の光を呼んでます

2013-04-29 | 日記
鮮やかな若草の緑の土手にタンポポの花が明るく咲いています。

暖かい春の日差しを受けてまもなく新緑の季節がやってきます。遠くの集落ももう葉桜で
あちこちの木々に浅い緑も見えています。タンポポは初夏への入り口の明るい花ですね。

 タンポポは漢字で「蒲公英」と書くんだそうそうです。こんな漢字で昔から書かれていたんですから、私はタンポポはは昔からの在来種で種類はひとつだとばかり思っていました。

 ところが植物に詳しい友はいうのです。「タンポポは在来種の関東タンポポと外来種の西洋タンポポがあって、関東タンポポは重機などではなくトロッコやもっこ(土を運ぶために縄で作った網、二人でこれに棒を通して肩に担いで土や石などを運んだ土木用具)をつかって人力で作った堤や、昔からある肥えた畑地のある野に咲いているけど、数が少なくなっている。西洋タンポポは重機などを使って造成された土地に好んで繁殖し、しかも関東タンポポがは春に一度だけ開花するのに、西洋タンポポは雪消えの早春から晩秋まであちこちで咲いており繁殖力が強い。宅地であれ農地であれ重機で開発され土地のタンポポは全部といっていいほど西洋タンポポである。」と

 関東タンポポです。




 西洋タンポポです。




 そう聞くと、じじいは関東タンポポを見るとゆかしく思い、西洋タンポポを見ると憎たらしく思うようになりました。

 見分け方は、西洋タンポポは総苞片が反り返っており、関東タンポポは反り返っていないだけで、そのほかは私にはまったく区別がつきません。

 西洋タンポポ


 関東タンポポ


 トップの写真の堤は遠い昔に作られた堤です。だから長い堤の上部と南側はほとんど関東タンポポです。北側は圃場に面しており10年くらい前に基盤整備で重機が入りほとんど西洋たんぽぽです。

 マルの走っている農道のタンポポは全部西洋タンポポです。


 ちょっと偏屈の癖があるといつもばばちゃんに叱られてるじじいは一見見分けのつかないタンポポの総苞をいちいち調べては「これは関東タンポポだからよし」とつぶやいては喜んでいます。困ったもんだと自分でも思ってはいるんですけど。