前々回アップロードした7月9日午前中のEtrachbachに続き、同日の午後は湖にボートを浮かべての釣りを楽しみました。
この日は天気も良く、上の写真の通り湖畔の宿を食堂の上に広がる空は澄んだ青色。
チュニジア在住時の2018年から気づいたのですが、以前多くいた虹鱒は全然姿を見せず、また、同じイワナでもアルプス・イワナは釣れず、ブルック・トラウトばかりしか釣れません。これはRamsbottom's Favouriteを咥えたイワナ。
竿は当日午前中に使用のPayne 206 9'から、LRH Dry Wet 9'3''に変更。それにKaizerのシルクラインNo.2を合わせます。リールはHardy Perfect Spitfire 2'7/8。特別復刻版をハンガリー在住時に英国から購入したもので、もう20年弱使っているリール。2015年のMur川の事故でリールのプレートが少々歪んでおりますが、実釣には何ら問題ありません。
湖には沢山の羽虫が飛んでおりその中の一匹がボートに落ちてきたので見るとトビケラ。毛鉤の選り好みが殆ど無いEtrachseeのイワナ達ですが、多少なりとも似たような毛鉤を使って見ましょう。
これは古い英国のブルーダン・ヘンハックルをオレンジシルクボディに巻いたものに来たイワナ。これくらいのサイズの魚は幾らでも釣れる湖で流石に飽きますが、中々モロッコ国内の釣り場にアクセス出来ない私の心の充電になってくれた魚達です。
前回記事に追記しましたが、ロストした竿三本は7月30日カサブランカ空港で無事回収出来ました。本当に良かったと胸を撫で下ろしました。。。
やはり204ですか。。。ドルが未だ100円台の頃、戦前の204に心を動かされたことを白状いたします。8'6''の三本継の竿ですと、WF Hardyが私にとってのオールラウンダーで未だ品質の良い竹で作られた60年代末のものでスローなDT5Fラインを思うままにコントロール出来る竿です。今後、断捨離を迫られて竿のコレクションを処分するような事態になっても、Marvelと共に最後まで手元に残す数本の中に入るものと思いますが、Payneの204を手に入れるとまた感想が変わってしまうかも知れないことを恐れます。
ペインならやはり204(#5)ではないでしょうか?
私は50年代くらいの205(#6)を愛用していましたが、これがまたホレボレするようなシャキッとした、それでいてスムーズな調子なので、昨年の大鱒狙いのドライフライ釣りにはこれ一本でした。
戦前の206/207も、仰るとおり、繊細で優雅な竿ですね。私の207は、#20番のドライフライから#8番の小振りなストリーマーまで、なんでもこなせるオールラウンダーです。
nori 拝
コメントを頂き大変ありがとうございます。
カサブランカ空港で回収出来た際は本当に胸を撫で下ろしました。担当のエージェントのお兄さんは仏頂面で余りにロストのクレームが多いことを窺わせる様子でありましたが。。。
Payneですが、日本で使うことも考えると8フィート台のしなやかなアクションが一番使えそうに思うのですが、お勧めは201、204あたりになるのでしょうか。
私の206は1930年代あたりのレストア品でHardyのLRH Wetのようで遠投は無理ですが味のある竿であります。
無くした3本の竹竿が無事戻ってこられたとの由、お慶び申し上げます。
苦境を乗り越えた竿たちですから、一層愛おしくお感じのことでしょう。
是非、これからも可愛がってあげて下さい。
ペイン、いい竿ですよ!
nori 拝