先日、英国で今もハックルを商業的に生産しているところを見つけlight blue dunとdark blue dunのコックケープを取り寄せました。
dark blue dunが13ポンド(約2,000円)、light blue dunが10ポンド(約1,500円)。送料を入れても国内でインドケープを買うのと同様或いはそれ以下の価格で相当お買い得なケープです。
そのケープが果たして如何なるものか、これから共有させて頂きます。まずこれはdark blue dunのケープ。写真ではジンジャー・ハニー系の色が肉眼で見る実物よりも強く出ておりまたblue dunのスチール系の色が薄く写っているのですが、第二次大戦まで有った本当にブルーが出ているblue dunではなく、鋼鉄色というべきblue dunの色がハックルのリストに出ております。
暗い背景で見たdark blue dunのハックル。blue dun色が特にリストの下の部分に見て取れます。
近影です。米国のジェネティックハックルに比べバーブが長くハックル自体の長さが短いのは一目瞭然。家内生産の規模ではバーブの長さハックルの長さを極限まで追求する品種改良は無理だと思います。
明るい背景では透明になります。
暗い背景と明るい背景での夫々のハックルの見え方です。
これはlight blue dunのケープ。上述のdark blue dunの場合同様、ジンジャー・ハニー系の色が強く出すぎており、肉眼ではそれらの色はより薄く見えます。
ハックルを個別に見るとお分かりになると思いますが、dark blue dunに比べ明るい色のハックルです。暗色の背景ではこのような感じです。
明るい背景ではこのような感じ。dark blue bunのハックルと違い、白色の紙に押し付けているので明るいバーブの色がより出ていますが、透明感のあるバーブです。
暗色と明色の背景で見るとこの通り。
未だ詳細は分かりませんが、このハックルを生産しているのはOlly's Hackleというところで、Facebookにアカウントを持っており、そこで鶏の飼育の写真とか如何にも安っぽい染色されたケープの写真とかが載っております。どうもお孫さんのいる年代の方がやられているようで、アピール感が余りないサイトですが、入手したハックルのみで申し上げますと、極めてリーズナブルな価格でありながら、中々得難い色・質のハックルであると言えます。生産規模も小さいので毎年の鶏の交配状況に左右されるのでしょうが、ご興味のある方はこのOlly's Hackleの情報を時々チェックされても損はないかと思います。
コメントを頂き大変ありがとうございます。
過分なお言葉を頂き、本当に汗顔の至りで恐縮致しております。
前世紀の終わり頃、小平様の飼育された鶏のハックルをClub of HardyのK氏より頂いた際は、ハックルの良し悪しは正直良く分かりませんでした。それが、英国中心ですが昔のハックルを入手したり、Frank Elder氏の著書を勉強したり、同氏のハックルを幸運もあって入手出来たりしましたことで少しずつハックルの理解が進んできたのかなという段階でございます。
よろしければ、日本でのハックルの改良などのお話も時々頂けましたら大変幸いに存じます。引き続きご指導の程、何卒よろしくお願い申し上げます。
承知致しました。ご好意大変ありがとうございます。
お恥ずかしい話ですが拙宅にはファックスがございませんため、ご連絡差し上げるまで少々お時間を頂きたくお願い申し上げます。