リスボンで合流したディーラーの皆さんと、ローマの空港で別れた。私はマイル消化の無料の稀少な航空券を手配したので、乗り継ぎの為、ここローマで一泊することにしたからだ。
事前に調べたYahooの宿予約では、空きが無かったはずだった空港隣接のヒルトンホテルに行くと案の定、空室があった。冬のヨーロッパは案外人気が無くて、ユーロが高い割には、安価で宿泊が可能なのだ。
でも、翌日の10時の飛行機でフランクフルトに向かうので、たった一夜のローマ観光になった。荷物を部屋に置いてから11ユーロ券を買い、直行電車に乗ると30分で市内に着いた。 予想よりも寒く、コートの無いとレザーのジャケットだけでは長い時間表にいるのが辛い気候だった。
あんまり寒いので、ガイドブックで調べておいたお目当てのピッツエリアに駆け込むと、沢山のお客で賑わってた。ここは90年の歴史があるそうだ。
ハウスワインを飲み、風情のある店内を眺めながら、註文したローマ名物の揚げ物の盛り合わせと、ニンニクとトマトソースのピザを待つ。
どちらも素朴な味覚だったが、バイクで乗りつけた若いカップルから観光客まで、ここで食事を楽しんでいた。
腹を満たしてから、散歩をしたが、冷えに耐え切れず、最終電車でホテルに逃げ帰った。古都ローマはいずれ観光で訪れたいものだ。