ホテルにチェックインすると、フロントには観戦パスが届いていた。アメリカからイタリアと長い渡航期間だったので、日本を立つときに間に合わなかったのだ。
パドッククラブと呼ばれる
贔屓のティームのピットの上に設けられたラウンジのような空間、人気のフェラーリ辺りだと約４０万円とかなり高価だった。
その対価として、金曜から日曜までファーストクラス並みのホスピタリティが提供される。朝昼の食事やワイン、プログラムの合間にはピットウォークが許され、予選が終わればジャントッド監督やシューマッハ、バリチェロがラウンジを訪れてくれる。
専用の駐車場も用意され、辺りには各メーカーが発売されたばかりの新型車を展示して商談が始まる。
Ｆ１観戦はティームのホーターホームが並び、前座のワンメイクレースだってポルシェカレラカップだから、折角なら欧州ラウンドがいい。
