さて、チェッカーフラッグが振られてしばらくすると、こうして熱心なファンがコースに雪崩れ込むのはイタリアと同じだった。
駐車場を出ると、地元の警察が対向側を一車線にして車をアウトバーンに導くから、鈴鹿のように渋滞することも無くスムーズに帰れたのは流石自動車先進国だ。
BMW528のアクセルを床まで踏みつけてミュンヘンを目指した。ドイツの自動車専用道路は移動時間が読み易いので、その日の内にレンタカーを返却するのだ。
偶然、予約しておいたヒルトンホテルの近くにレンタカーの営業所があって、空港まで行くことなく時間内に返却できた。
ドイツの社会は朝が早くて、終うのも早いから注意が必要、日曜など日が落ちたころに食事の出来るところは限られる。
翌日からBMWのレンタルバイクでツーリングを計画していたのだ。2004年にはガーミンの純正ナビゲーションも存在しないから行き先も宿も決まってない旅の始まりだった。