昨今、自動車のBMWエンジンはダウンサイジングで四気筒にターボーチャージャー、8速トランスミッションで燃費が良い。
でも、BMWの魅力は、低速からトップエンドまでスムーズに吹け上がる直列6気筒エンジンだ。
そのBMWの伝統を継承するK1600GTLの6気筒170馬力のエンジンは素晴らしい。
日曜日、試乗車のGTLで東関東自動車道を八千代の店まで乗って行ったが、加速時の湧き上がるトルクとエグゾーストサウンドに魅了された。
「このまま、高速道路をいつまでも走っていたい」そう思えた。
近年のスーパースポーツの加速は公道では使いきれないし、ツアラーにはこれ以上の性能は無用の長物だ。
このエンジンを搭載したGTとGTLは、ハンドリングもよく。近年のBMWらしくフロントタイヤの接地感が高く、大きな車体でも峠道で持て余さない。
トップケースを外して、左右で4キロ軽くなるアクラボビッチのサイレンサーを付けるとかなりシャープなハンドリングになり驚かせられる。
また、メーカーのホームページからはサウンドを聞くことが可能だ。